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竈炊飯治郎 第09話 幸せはパクる事から

どうやったら、ミシュランの星付きレストラン並みの食事が毎日できるのでしょうか?そう!まずは真似してみるのが近道かと思い、先生のところのお手伝いさんや、シェフの方と仲良くなって情報収集を始めました。

台所に入れていただいて驚いたのが、調理器具が驚くほど多く、しかも高価なこと!でも、まとめていくと…

鍋はストウブフィスラーのプロコレクション。包丁は和包丁を除いてツベリング。世界一斬れるというボブ・クレイマーで揃えられていました。ここら辺はお高いですが、無理すれば一般の家庭でも揃えられると思います。困ったのが、面器と呼ばれるステンレスのバット類です。面器やミキシングボールはデパートに売ってないサイズがほとんどだからです。しかも面器だけで10枚ぐらい。あとはコンテナと呼ばれる保存容器。ほとんどがロスティーメパルOXO。OXOはデパートにありますがロスティーメパルはあまり売っていません。計量スプーンは20本ぐらい箸立てにさしてあるし、ビーカーも5〜6個置いてあります。

皆さんから親方と呼ばれているシェフの方は、とにかく下ごしらえされる時間が長く、分量もかなり正確に計って調理されています。味が少しでも変わると先生から怒られるからです。使う材料も高価なものが多く、普通の人が真似できません。出汁を取るのに使う鰹節も、信じられない値段なうえに、普通の5倍ぐらいの量で取ります。それは美味しいですけど、予算的に私たちがやるにはかなり厳しいものがあると思います。

そこで親方や、女中さん(お手伝いさん)、先生のお弟子さん達にお願いして、最高級なものをもとに、庶民でもできる調理方法を見つけることを、お手伝いしていただきました。皆さん快く協力していただけたので、その情報を、興味のある方と共有したいと思いまして、このブログを始めました。

親方やお弟子さんの作られる食事を見よう見まねで作っていき、できるだけ安く、しかも健康で美味しい料理を作っていけたらと思います。

まずは調理器具から書いていきます。

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