FINAL PRAYERの歌詞が痛い
歌詞はこちらで
すごい暑い日にこのMVを見た記憶があります
スペシャで流れるライブ映像に釘付けになりました
武道館を走り回る3人
バク転を繰り出し
その広い会場が慣れた場所のように歌う黒田くん
本当にカッコよくて
なんでその場にいなかったんだろうって、行けないんだろうって思った、中学生の私
伊藤くんはいつものように足上げて大ちゃんは大ちゃんで(大ちゃんはいつだって大ちゃん)
好きだー!!って何回も見返した
爽快感と開放感のある音で
すごい楽しくなる楽曲だった
その頃の私には
でも時を経て今聞くと
めちゃくちゃ痛い
爽快感と開放感のある音と
歌詞に込められたヒリヒリする言葉たち
ここにいることの意味を、価値を
消えてしまいそうな自分自身を
何かを訴えるように歌う倫くんのボーカル
突き放される恐怖と今を守る難しさ
生きる苦しさ
それでも今を生きる決意
歌詞にある情景を表す歌詞は
物語を紡いでいるようで物語ではなく
その情景自体が感情を
焼けつくような思いを表す単語でしかない
ギリギリで壊れそうな
不安定で倒れてしまいそうな
そんな何かを表す風景
この楽曲は悲鳴であり
何かに立ち向かう宣言でもある
この楽曲以降
『8番目の罪』『LOST COMPLEX』と
ICEMANは独自の路線を切り拓いていく
後になって考えれば、これはJ-POPとは違う表現へ向かう分岐点になった楽曲だ
楽曲制作も3人で行うようになり
よりICEMANとしての色が濃くなっていく
何かを決意するような
その決意の苦しみを
痛みを表すような楽曲だと
今になって感じる
そして何もなかった2人の
ここから先への強い意志のようにも思える
そんな戯言を思いついたので書き残します
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