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エディターコース「書く人あれば読む人あり」~noteの先に出版はありか~

※〈ちょこっと倶楽部・エディターコース〉メンバー向けの限定記事です
※メンバーでない方も途中までお読みいただけます
12/16の勉強会参加者には別途メールにて本記事をプレゼントします

昨日、第5回目となるオン会(オンライン会)を開いた。
ご参加は登壇者と僕を除いて13名にもなって、過去最多!

前半(19:00~20:00)は「noteの先に出版はありか」と題した勉強会。
ゲストスピーカーに、すでに3冊ものエッセイを紙書籍として出版されているつる・るるるさんをお招きした。

紙での出版についてあれこれ迫ってみる勉強会。
冒頭、僕から「出版のカタチ」と題し、出版社が全リスクを負う商業出版、著者が全リスクを負う自費出版、ほぼ負荷のない電子出版やデマンド出版の違いについて簡単に解説。
そんな予備知識を頭に入れつつ、さぁつる・るるるさん、どうぞ!


🔹つる・るるるさんのお話のポイント

出版のきっかけ
祖母が自分の書いたものの大ファンで、早く本にならないかなぁと言ってくれたことがきっかけ。
身内だけどファンの存在が後押ししてくれた。

出版を妨げる感情や制約よりもとにかく出したかった
出版に向けて相談できる人が周囲に少なく、また自分の書いたものにいくらの値付けをしてよいかも分からず、不安は最後まで尽きなかった。
が、とにかく祖母が元気なうちに出さなければとスピード重視で進めた。
7月に準備に入り、実際に出したのは11月。

楽しかったのも苦しかったのも原稿読み
どの話を収録しようかと自分の原稿を読み直す作業や、表記統一の作業などはとても楽しかった。
でも実際に選んだ原稿をいざ本として仕上げていく段階で、いちから推敲する作業は、同じ原稿読みでも苦しく感じた。
作品というより文字列、記号のように見えてきたのかもしれない。

1冊目はサラッと出せた印象
不安はいっぱいあったが、実際始めてみれば出版のゴールにたどり着くまでのハードルは意外に低い印象だった。
1冊で終わるかもとも思っていたが、楽しく作れて、かつ経費が回収できたら2冊目もありとは思っていて、実際2冊目以降の構成も頭の中にはあった。
幸い初版70部は無事はけて、2刷100部も2年目の文フリ(文学フリマ)頃に完売した。
3刷はちょっとしんどいと思うので、現在はPDF版を販売し、さらにKindle販売の準備も進めている。

2冊目、3冊目はさらに楽しくて
手慣れてきたこともあり、1冊目以上に楽しく作れた。
4冊目以降もあるかもしれないが、今はとりあえずやりきった感が大きい。
なによりnoteは書く場でもありながら読む場でもあるのに、最近ずっと書いてばかりというのが気になって、しばらくは休もうと考えている。

売り方はやっぱり課題かな
文フリ、ネットショップを中心に販売してきたが、最近は個人書店の棚主として置かせてもらったりするなどだんだん輪が広がってきた。
来年はさらに書店に営業かけて販売ルートを拡げていきたいが、ZINE(個人発行の小冊子)ならいけても書籍は苦戦するような予感がある。


🔹参加者からつる・るるるさんに訊く!

——最初に出した本をみて、改善しようと思うところはどこですか?
母にも寄稿してもらいましたが、意図とまったく違う原稿が届きました。
企画意図が伝わりきっていなかったと感じたので、次の本からはくどいくらいに丁寧に書いてほしいテーマを伝えるようにしました。

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