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『って話』って本が届いた

百かさんから本が届いた。
noteでもリアルでも最近仲よくさせていただいている百かさん。

届いたのは、百かさんが自身の日記をまとめた一書だ。

百かさんのnoteプロフィール欄に、

「最近どう?」「休みの日何してる?」などの質問に困りたくないのです。

とあるとおり、百かさんはnoteに日記を公開されているのだ。

つい先日、東京のイベントでこの本を販売をされた折、僕は駆けつけることができなかったのだが、百かさんが僕の無念を察して送ってくださった。
ありがたい。(と百かさん風につけてみた)

『って話 2023』って本だ。
百かさんのnoteを見れば一目瞭然、すべての日記のタイトルが「って話」で終わる。
目新しい言葉でもないのに、僕はこの「って話」が結構気に入っている。
「という話」は違うし、「の巻」はもっと違う。
スタッカートの跳ねが好きだ。

本は、直筆の取説・名刺・手紙とともに、僕の出張不在を狙って届いた。
今回の出張は、せっかくnoteのみんなとの最高に楽しいオンライン忘年会で幕を開けたのに、その後の仕事がつらすぎて、一刻も早く帰って『って話』を手に取るのを楽しみにしていた。

さっそく本を開くと、多くの日記に既視感、ではなく既視。
——あ、知ってる!
——そうそう、その頃それ食べたんよな。
——高知旅行ってその頃だっけ?
まるで旧友のように、2023年の百かさんを覚えていることに驚いた。

でも、noteで読むのと、本で読むのとは大違い。
昨日の翌日としての今日、今日の翌日としての明日という時系列は、ページという連続する物理的な構造でこそ再現が試みられるものだからだ。
さらに、今日のページの後半に明日が「相席してもいいですか?」とばかり割り込んでこれるのは、記事ごとに無機質なデジタルファイルに区切られたnoteなどでは持ちえない紙の本ならではの人間味なのだ。

果たして百かさんの『って話 2023』はそれらの特性を活かした日記本になっていて、ページを繰るたび僕は百かさんの中をくまなく点検する作業員の気分になって、なかなか恥ずかしいのである。

(僕にとっては)残念なことながら、『って話 2023』はへんいち文庫からの出版ではなく、またISBNコードもないため注文ができない。
もし読みたいと思われたら、直接百かさんにコンタクトを取ってみることをオススメする。

そうそう、百かさんの名刺には「日記スト」と肩書きが記されていた。
かっこいい。(また百かさん風につけてみた)

百かさんとのつきあいは早や何年かになるが、呑みに行ったり本を送ってもらったりという関係になったのは、Webサイト構築の心得のある百かさんに僕が自分のサイトリニューアルを依頼したのが大きいだろう。

そのサイト、KOBESTという。

自分で作った冴えないサイトをどうにかしてよいものにしたいと考えたとき、百かさんに依頼することしか頭に浮かばなかった。
それこそnoteに日々あがる百かさんの日記(当時の百かさんは今よりずっと投稿頻度が高かったのだ)を見て、人となりを知っていたこと、さらにどうやらWebのスキルをお持ちであろうことも分かっていたから。

今年の初めころ正式に依頼し、二つ返事で引き受けていただき、春過ぎには完成予定だったが、百かさんを取り巻く環境の激変もあって少し延び、数日前ついに完成を迎えた。
百かさんはとにかく忙しい方だし、日記イベントに向けての準備もあっただろうに、それでも完成に漕ぎつけてくれたことに心から感謝している。
もし依頼するのが1か月でも遅かったら引き受けてもらえなかったのではないかと思うと、絶妙な滑り込みだったかなとちょっとニンマリする。
百かさん、ありがとう。

KOBESTとは

僕が個人で活動をする際に使ってきた称号であり、昨年、税務署に個人事業名として登録し、今では僕の勤め先のようなものだ。

KOBEST(コウベスト)

[KOBEST = KOBE + BEST !]であり、[KOBE, KOBER, KOBEST !]でもある。
また、百かさんの「日記スト」やエッセイスト、ピアニスト同様、僕も長らく[KOBEスト]という意味合いでも使ってきた。

KOBESTの設立趣意にはこう書いた。

そこにある「価値」を大切にしたい。
それがKOBESTの願いです。

混沌の時代と言われてもう何年が経ったでしょうか。
どう進めばいい? 何を信じればいい?
やみくもに目の前のことに取り組めばいいのでしょうか?
取ってつけたようなその場しのぎ、やってみますか?
——いいえ。

大切なのはそこにある「価値」。
人、もの、地域——あらゆるものに「価値」があります。
オリジナルの「価値」に目を向けてみませんか?

KOBESTはそこにある「価値」を大切にします。

へんいちサービスとKOBESTのサービスはイコールだ。
だからもちろん、僕が提供するへんいちサービスはこのKOBESTの設立趣意と軌を一にしている。

僕はやっぱり万物に潜む「価値」を大切にしたい。

(2024/12/15記)

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