まるで奇跡のような
昨日、としえんさんと文子さんにお会いした。
遠路はるばる神戸に訪ねてきてくださったのだ。
としえんさんと文子さんは先週の金曜日、ぐるめぐるから派生する形で東京・四谷にあるジャズ喫茶を2人で訪ねられていた。
そのときのお二人の記事がこちら👇
なんと、そこで2人は大いに盛り上がり、神戸行っちゃう? 行こうよ!となったそうだ。
実はとしえんさん、文子さんと僕は、「東京ふいん会」なるものを結成している。
細かな経緯は省くが、神戸の〈布引滝(ぬのびきのたき)〉をとしえんさんが「ふいんたき」と読んだことに起因する会だ。
これまでに一度、新宿で3人会を開いたことがあるだけだけど。
で、先週の金曜、四谷で再会を果たした2人が、その場で神戸行っちゃう? へんいち入れて3人で飲む? 行こう!となったわけだ。
金曜日のその頃、僕は夕飯の準備に追われていて、スマホをまったく見ていなかった。
炊事が一段落し、スマホを見てビビった。
2人からのメッセージが積もっていたのだ。
え、えーっ!
知らぬ間に予定が決まっているー!
都合いい日ある?から始まり、決まりました!まで、メッセージの活用形?
しかも金曜の月曜ということは…3日後!?
慌ててもろもろのスケジュールを組み直し、2人の受け入れ態勢を整えた。
*
何はなくとも「東京ふいん会」にとっての聖地〈布引滝〉へ。
2段に連なる雄滝と夫婦滝を合わせると落差50mを超す大きな滝だ。
こんなみごとな滝が新幹線の駅からわずか15分ほど歩いたところに。
神戸に来てこの滝を見ないのはちょっともったいない。
滝の横をさらに上がると、そこには観瀑の〈おんたき茶屋〉。
創業109年を迎える老舗の茶屋だ。
ハイカーで行列が絶えなかったが、スルリとかいくぐり、3人で乾杯!
本当はおでんに熱燗のつもりだったが、あまりに混みすぎて缶ビールに。
缶が邪魔?
缶をのければ、ほら、こんなに美しい紅葉。
もうこのままずっとここで過ごす?と冗談が出るくらい、ビールを飲みながらゆっくり紅葉を愛でていたが、さ、寒い…
下山、下山!
昨日の目的は、3人で会うこと、ゆっくり話すこと、ジャズを聴くこと。
なら話に行こう! 飲んじゃえ!ということで向かったのは、阪急の高架下の居酒屋。
としえんさんと文子さんは、先週金曜の四谷で繰り広げたのであろうガールズトークの続きに花を咲かせている。
う、入れない…と思って聞き役に徹していたら、入ってきてください!と2人から情報提供を受け、僕もガールズトークの一員に。
もうこのままずっとここで…と今度は半分本気の声が聞こえてくるくらい、小上がり席でまったり落ち着いて飲むわ語るわ。
アカンアカン、ジャズ行ってないのにもうあと2時間しかないで。
出よう!
南京町のトルコアイスのパフォーマンスを楽しんでから、向かったのは10月の〈ぐるめぐる~ジャズ編~〉で訪れた大音量のジャズ喫茶〈JamJam〉。
フュージョン、ジャズの降りかかる音のシャワーを浴びながら、お決まりのようにその音楽も忘れ、またトークにどっぷり浸かる3人。
アカンアカン、文子さん! もう新幹線の時間が迫ってるで。
アカンアカン、としえんさん! もう飛行機の時間が迫ってるで。
帰ろう!
チラッと寄ったポートタワーが美しい。
最後に食べた老詳記の豚まんがうますぎる。
*
「東京ふいん会 in 神戸」、めっちゃ楽しかったんですけど!
まるで奇跡のような1日。
ひたすら話したなぁ。
3日前に突然決まったとはとてもとても思えない。
500kmも離れているのに突然集まれるってすごい。
四谷の女子会のあと、互いの行動力を褒めあっていた2人が、さらにその行動力をスパークさせて神戸にまで飛んできてくれたのだと思う。
としえんさん、文子さん、ありがとう!
(2024/12/10記)