巨大な外資系家具屋（…つまりIKEAだ）

巨大な外資系家具屋が神戸にできたと聞いて、行ってみた。

ひとまず単純に驚いた。
入店するのに、先の見えない長蛇の列。
ガードマンは「90分待ち！」と連呼している。
万博のパビリオンに並んでいるような錯覚を覚えた。

ようやく入って、次はその規模の大きさ、人の多さに頭が痛む。
うーむ、家具屋なのか、倉庫なのか…
倉庫といっても最上段ははるか天空のかなた、さながら貿易港のターミナルのよう。

さらにコストカットのため、徹底的なセルフサービスの店。
商品を巨大倉庫からピックアップするのもセルフ。
レストランでワインを注ぐのもセルフ。

職業柄、店内にあふれる人人人…の顔をあれこれ観察したが、楽しんでる、満喫しているという顔になかなか出会えなかった。
嬉しそうなのは、ナミナミとワインを注いだ人くらいだったろうか。

何かよくわからないまま店をあとにした。
こういう店舗、日本で受け入れられるのだろうか。

学生のころ、たまに遊びに行った大好きな遊園地の跡地が、この巨大な店舗に消えてしまったことがとても淋しかった。

（2008/4/18記）