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こういう仕事好きやわぁ

神戸モダン建築祭のサポートスタッフをやっている。

実行委員会によると、神戸モダン建築祭とは、再開発によって港町神戸に多く残るモダン建築が日々消えていっている事実を憂え、ふだん非公開の建築を一斉に公開してその魅力や価値を再発見し、愛着を持ってもらうことを目的としているのだそうだ。

所有者にしてみれば、維持管理費がかさむという理由で取り壊そうと思うのは当然だろうが、もし全国から大挙して見学に来る人があれば、所有する建築の価値を再認識し、保全のほうに舵を切るかもしれない。

そんなことも目論むのがこの建築祭となる。
全国では京都や東京でももう何年にもわたって開催されているが、神戸はうんと後発、昨年から始まった新しいイベントだ。

歴史をこよなく愛する僕としてはこのイベントに携わらない手はない。
サポートスタッフとして、見学客を受け入れる手伝いをしている。

昨日は北野の異人館街にある「ローズガーデン」という建築のサポートスタッフだった。

1977年竣工。北野に点在する安藤建築の第1作。
レンガの外壁や切妻屋根を取り入れたデザインが特徴的。
普段は入れない最上階のBARだった部屋を特別に公開します。

(神戸モダン建築祭HPより)

BAR跡なんて、ホントもうたまらない。

付近には、神戸を代表する料亭「松廼家」、高校の時に一度訪れた異人館フレンチレストラン「グラシアニ」など名建築が目白押し。
興奮が収まらなかった。

今日は昼から兵庫県庁の西にある「神戸教会」のサポートスタッフ。

1932(昭和7)年に建設されている4代目の会堂で、現役の教会としては日本最古級のプロテスタント教会。設計は、神戸を拠点に活躍した原科準平。スクラッチタイル張りの外壁に高い尖塔が印象的なこの建物は、戦災と震災を耐え抜いた貴重な戦前築の教会です。こちらの教会の私塾が母体となり、神戸女学院、頌栄保育学院、神戸YMCAなどの教育機関へ発展していった歴史があります。

(神戸モダン建築祭HPより)

もしお越しになる方があれば、お会いしましょう。
(モダン建築祭パスポートが必要です)

こういう仕事好きやわぁ。
ボランティアやけど。

(2024/11/23記)

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へんいち
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