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虚無僧の謎。吹禅の心
みなさんこんにちは!実にご無沙汰しておりました。
法竹演奏家の青山です。
今、本棚から岡田冨士男先生の『虚無僧の謎。吹禅の心』という本が出てきたので読み返しております。
尺八の歴史の本とかってなかなか読みにくいところもあるかと思いますので
ご興味のある方がいらっしゃいましたら一緒に学んでゆきましょう。
虚無僧とは何か?
「仏教大辞典」というものがあるらしいのですがそれによると
『唐の普化禅師を祖として我が国に興れる禅宗の一宗派なり。一に普化禅とも称す。この宗に属する者は虚無僧と称し、有髪にして戒行をなさず、胸に袈裟と方便袋とを掛け、深編笠を戴き、尺八を吹きて米銭を乞う』
とあるそうです。なんと!虚無僧とは禅の一宗派なんですね。
しかし、この頃の資料はあまり残っていないらしく
虚無僧は『徳川幕府の隠密であったのである』とか。
虚無僧は『無頼漢や乞食だったのである』とか。
様々なことも言われているようですが、本当のところは謎に包まれているのです。
虚無僧って一体どんな生活スタイルだったんでしょうね?
徳川時代、武士たちも主家を失って浪人となったりして、また仕官の道が与えられるまでしばらくの間、虚無僧となって修行していたそうです。
つまり虚無僧は元「武士」であったってことですね。
そして彼らが修行のために吹いた尺八曲は、今でも本曲として吹かれているのですね。
というが僕も吹いてます。
改めて、歴史を振り返ると感慨深いものがあります。
どんな風に曲が出来て行ったんでしょうね?
また一緒に虚無僧について学びましょう。
淘薩慈という古典本曲を吹いています。良かったら下さいね。
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最後まで読んでいただいてありがとうございます。