尺八が日本で初めて演奏された日
おはようございます!地無し尺八演奏家の青山雅明です。ヨガや瞑想も教えています。
さて、今日は節分ですね!2021(令和3)年の節分は、124年ぶりに例年より1日早い2月2日いうことらしいです。今日は124年に一度のなかなかレアな節分なんですね。
さて、今日は尺八が日本で初めて演奏された日はいつなのか!?
葛山幻海先生著の『まるごと尺八の本』から学ばせていただいております。
記録上に残る、日本で初めて尺八が演奏された日は702年1月15日(日曜日)だったそうです。当時の尺八は篳篥(ひちりき)や竜笛などと一緒に雅楽を演奏する楽器だったようです。
雅楽にも大きく分けて2種類あり、そのうち古代中国から伝来したものを『唐楽』百済や高句麗など朝鮮半島から伝来したものを『高麗楽』と呼んでいました。
そして雅楽尺八は中国から伝来した『唐楽』にだけ使われていたそうです。この『唐楽』は遣唐使によって飛鳥時代後期から奈良時代にかけて日本に伝来したそうです。
文武天皇の時代、702年1月15日に『太極殿に群衆を集めて宴を催し、そこで雅楽の「五常楽」と「太平楽」を奏した』と『続日本記』という書物に記されているそうです。演奏していたのは日本人とまでは書かれていないようで、遣唐使と一緒に来日した渡来系の楽人が演奏したという説が有力なようです。
今から1319年前の出来事が記録に残っているって凄いですよね。
そんなこんなで、しばらく尺八は雅楽の楽器として活躍していたようです。
聖武天皇が建立した東大寺の大仏開眼供養(752年)の時にも演奏されたそうですよ。
こんな感じだったのかな?
正倉院楽器(復元楽器)の演奏
聴いてると頭がぐるぐるとトランスしますね!生で聴いてみたくなりました。
本日も最後まで読んでいただいてありがとうございます。