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ガラミアンの「今泣いて、後で笑え」が上達の金言

ジュリアードの教師だったガラミアンの言葉「今泣いて、後で笑え」をうちでは基本的な発想として採用しています。ヴァイオリン教育でもこれこそが多くのリターンを得る投資手法と思います。

うちのレッスンはリターンを得られる投資になるよう進めています。そのためには集中的な多くの勉強・練習が必要です。ゆるいレッスンはお金・時間を消費・浪費させるもの。ヴァイオリンは定番の課題をきちんとこなせば確実に上手くなります。それをきちんと指導するだけです。

怒るレッスンは「きちんと指導」を勘違いした指導法で論外。一方「褒めて育てる」は良さそうに思えますが、最初は順調なもののしばらくすると伸び悩むとされます。「事実をただ伝える」が最後まで同じように伸びていくとされます。 ヴァイオリン教育でも同じで、喜ぶからと甘いものを与え過ぎるとむしろ潰してしまうのです。

うちは発表会も交流会もありません。互いをライバル視し競争し合う発表会なら意味がありますが(上手い教室の発表会はそういう場です)、馴れ合いのゆるい発表会に何の教育的効果も見出せないためです。厳しい視線の中での演奏でこそ上達につながるものと思います。

上手さだけの追求は功利的で冷たいようですが、「リターンの得られる投資」=「確実に上手くすること」が良心的なレッスンと考えています。ヴァイオリンの世界は上手い人が最も評価されるのですから。

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↓以下宣伝で恐縮です。
大人向けのヴァイオリン教室を東京都と愛知県で行なっています。

2005年より20年間「ヴァイオリンがわかる!」というインターネットサイトにてヴァイオリンにまつわる記事を書き続けています。

だいぶ前ですが、出版社さまからご依頼頂き「まるごとヴァイオリン」青弓社という書籍を出版させて頂きました。


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