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「ここよろ演奏」について

 今回の記事は、私の今後のテーマにもなりそうな
「ここよろ演奏」を、ご紹介していきたいと思います。

「ここよろ演奏」は、こころのよろいを外すための演奏を略したもので、
(こころ) + (よろい) = ここよろ としました。


では、具体的に「ここよろ演奏」とは何か。
 

簡単に言うと、

「その人自身が持つ、本来の治癒能力を引き出すための演奏」

ではないかと思います。


怪我など身体的な病、心の病、
気持ちが落ち込んでいる、など様々な不調から
明るく、健康的な状態に回復させるまで全てに、
その人が持つ治癒能力が関わっています。
 
しかし、現在の私には、
演奏と治癒能力がどのように関わっているのかを
うまく説明することができません。
 
この代わりとして、
私が「ここよろ演奏」をやってみようと思った
きっかけをご紹介したいと思います。
 
 

●ヴァイオリンの本当の魅力を再現 

私は、2022年末に、1本のヴァイオリンを完成させました。
ヴァイオリンという楽器は、定かではありませんが、
15~16世紀ぐらいのころ、武器としての弓から、
楽器へと進化したと考えており、
その後500年以上、現在まで受け継がれてきました。
 
おそらく、この楽器には、
人間の心に残る音色と共に、
別の魅力が隠れていると思いました。
 

しかし、現在のヴァイオリンは、大ホールでの演奏を前提に、
音量の大きさが重視された改良の経緯もあり、
私には、長時間聴き続けられない音色でもありました。

「何かおかしい、なんとかして損なわれた魅力を再現させたい」

そう考えて、弓から楽器になるまでの進化を読み解き、
本来進むべき道に沿って開発したのが
「風時代ヴァイオリン」です。(以降「風時代Vn」とします)


●「ここよろ演奏」の原点 

 さて、楽器が出来上がったのですが、ここで、困ったのが、
 
この「風時代Vn」を、客観的に評価できる人がいないことです。
 
良い音色という以外に、どんな魅力が隠れているのか、
作った私にもわからないのです。
 

そこで、以前に相談させていただいたことのある
三浦さやかさんにお願いして、

高次元の存在であるアシュタールさんに
2023年末に「風時代Vn」の音色の評価を
お願いすることにしました。
 
この時のセッション内容を文字起こししたものが
下記リンクの記事です。
 


 
抜粋してアシュタールさんのコメントを紹介します。

「(あなたの演奏は)
 人の傷を癒やすのに特化していると思います。
 その人の回復力を高めるのにいいと思います。」
 
「人の鎧を外させてあげるような効果というんでしょうか。
 そのような状態になると、人はご自身の持った傷を癒やすのが
 上手になります。」

このコメントをいただいた時、
「私が、人の役に立てるのかもしれない」と思いました。
 
これが、「ここよろ演奏」の原点です。

 

●もう一つの気付き 

 前述したセッションには、アシュタールさんから、
私の演奏についてもコメントがありました。

「・・・あなたの音色というのは、
 攻撃的な部分がまったくないので
 その人をそのまんまにしてあげることができます。」

このコメントからは、 

「風時代Vn」は、演奏者の想いなども
聴き手に伝えられる楽器かもしれない、 

とも想像しました。

  


●「ここよろ演奏」の概要

 下リンクの三浦さやかさんとアシュタールさんの会話の中で

「豊かになる、と決めることです。
豊かさの道筋は指定しないでください。
それはカーナビのようなもので、
目的地を豊かさに設定したらいいだけなのです。」

下リンクの記事より抜粋


私は、このフレーズが大好きです。

 
聴き手の体の状況のこと、家庭の都合のこと
人間関係のこと、世の中のこと、
すべてが複雑にからみあって、現状があります。
 

これら、すべてを理解しようとせずに
 
「私を含めて、みんなが豊かになる」と決めて、

私は「風時代Vn」で演奏します。


どんな病にしても、治る現実を迎えることができれば、
それは、豊かな経験の一部になると思います。
 
そこに、たどり着くための、
サポートとして「ここよろ演奏」をします。
 

少し具体的にすると、

聴き手が「心の鎧」を外すことができれば、
何か、ご自身を回復させるための

「きっかけ」をつかめるのではないかと
期待しています。


●「心の鎧」について

「心の鎧」とは、人生の様々な場面での経験から、
身につけた常識や、他者から自分の心を守るための
ガード的なものと考えて下さい。
 

私の解釈ですが、3歳ぐらいの子供の時は、
初対面で「友だち」からスタートしていて、
そこから好き嫌いで距離感が出来上がる感じがします。 

大人になるとそうはならないですよね。 

この初対面時の他者との「距離感」を作っているものが
「心の鎧」と表現できるかもしれません。
 

付け加えて、
女性の方は「心の鎧」が外れた時に、
スカートだと、子どものようにパンツ見せてしまう、
危険があります。

心配な方は、恥ずかしくないように
見せてもよいデザイン、色を考えるか(←そうじゃなくて)
ズボンを着てもらえればと思います。 


●聴き手の方に、お願いしたいこと

「心の鎧」を外す効果を得るために、ご参考にしてください。
 
(1) 演奏者と聴き手は、近距離であるほうが
 効果が得やすいと考えられます。
  (下図は参考で、距離は聴き手の方にお任せします)

(2) 聴き手と同じ目線で演奏します。
 椅子でもよいですし、和室などで座った状態で聴く場合は、
 私は正座で演奏させていただきます。


(3) 演奏はゆっくりで、間のとり方も様々です。
  聴き手の方は、演奏中、1つ1つの音を
  間違い探しをするように、追いかけてみて下さい。


(4) 私の演奏は、お坊さんのお経のイメージで聴いてください。
  演奏後に、拍手やお褒めの言葉などは結構です。
  (お経の後に、拍手する人はいないですよね)


(5) 演奏後は、自分の中を俯瞰してみて、
  変化や、喋ってみたいこと、気付きがあれば、
  口に出してみて下さい。
 


●演奏者側、私の心持ち 

 演奏初心者のような緊張感を持ちながら、
聴き手が豊かになれることを願って、演奏します。
 
ミスも多く、聴き苦しい雑音も混ざることがあります。
ご容赦ください。


 

●演奏曲 

 バッハ インベンションNo1
 バッハ インベンションNo2
 
 バッハ 無伴奏チェロ組曲1番 アルマンド



以上、長文になってしまいましたが、
お読みいただき、ありがとうございました。

お問い合わせなどは、こちらのメールアドレスからお願いします。

violinifdesign@gmail.com


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