全弦プレーンガットに拘る人のためのテールピースと予言
最初に、8/5(月)午前のお試し会の開催連絡です。
7月のNHKBSクラッシック倶楽部で、
平崎真弓、ロレンツォ・ギエルミ デュオ・リサイタルを見て、
「あっ、全弦プレーンガット弦や!」
なんとなく、嬉しい。
というか、有名なヴァイオリニストでは初めてかも。
今回、注目してほしいのは、
プレーンガット弦が入るテールピースと、その入口穴部分。
普通と違うでしょ。
特にE線の結び目が前に出ていない。
拡大した下図で、入口での弦の方向を見ると、
たぶん、結び目はテールガット方向にずらして①のようにしているはずで、
狙いは、E線の振動をテールピースに引き込んで吸収したいのだと思う。
ただ、もしそうなら、テールピース入口の
角②の強さがE線入口付近に伝わることで、
振動を反射させやすい環境を作っているのが矛盾。
まあ、その辺は「歴史」とか「伝統」を重視したという
苦渋の決断かもしれないので、多くは言わない。(←じゅうぶん言うてる)
しかし、考えてみたら、よくわからんことに対しては、
自分の意思よりは、世の中の平均をとりたくなるよね。
ヴァイオリンのサイズも、駒の形もそう。
でも私の頭の中ではね、最近はこう考えている。
これを、私が開発した下図の
サボテン型テールピースを例にして、
説明を試みます。
このテールピースは、私が言うのもなんですが、
プレーンガット弦の振動を吸収する性能は高いのです。
でも現在、地球上で使っているのは私だけ、、、
なんか私、宇宙人みたいやな。
これを、地球の管理人さんの立場で見た時、
「あのサボテン型テールピース、流行らせたら
地球全体の演奏が、音が良くなる気がする」
もし、こう考えたら、あなたならどうしますか?
とっておきの方法が1つあるんですよ。
それはね、
「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の絵画が大量に発見されました、
その中の1枚に、似たような形のテールピースが付いている
ヴァイオリンの絵を、こっそり入れておくのです。
それだけで、これからのヴァイオリンのテールピースの主流は
サボテン型テールピースになります。
だって、圧倒的に性能は良いのですから。
みんなの平均をとらなければ、選ばない理由はないのです。
「歴史は現在を進めるためなら、後付けされる」の意味
理解してもらえましたか?
やっぱりヴァイオリン演奏は、
観客目線で、いい音で聴きたいですよね。
数年以内に、絵画が発見されます。
きっと。
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