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「音楽に順位をつける」という誤謬
高校生の息子の「合唱コンクール」を見に行った。
毎年楽しみにしているイベント。
若者の合唱、涙なしには聴けない。
どのクラスも素晴らしかった。
ご指導、そしてイベントを開催してくださった学校には感謝ばかり。
しかし、音楽家として、どうしてもひとこと言いたくてブログ書いてる。
それは、最後に音楽の先生を中心とした「審査員」が「順位」を決めるのがとても嫌で。
生徒たちも、それを受け入れて、スポーツ
Lesson2 ハヴァシュ式の楽器の持ち方
《こちらの記事は、オンライン教材「ハヴァシュ式デジタルレッスンby石川ちすみ」の一部のレッスンを期間限定で販売しているものです。販売期間が終了したら予告なく非公開になります。》
ヴァイオリン、ヴィオラ奏者にとって、楽器の構えの悩みはつきものです。
私も、はじめの10年は楽器の持ち方について悩み続けました。どんな書物
を読んでも、誰に訊いても解決できない悩みでした。
一般的に言って、「楽器
ヴァイオリン・ヴィオラの「重音」byカトー・ハヴァシュ
ハヴァシュ式ヴァイオリン講師の石川ちすみです。
上手な人は楽々と弾いているように見える。
でもいざ、ヴァイオリンと弓を手にとって自分でやってみると出来ない・・
出来そうで出来ないのがヴァイオリンの魅力であり、もどかしさでもあります。
初心者はなおさらそのような感を持ちながら、夢と希望を持って「練習」しています。
やがて、その夢が打ち砕かれ、徒労感と敗北感を抱いてやめてしまうまでは・・・・。
ヴ
上級者向け左手のオリジナルエチュード
「ハヴァシュ・バイオリン奏法」(ヤマハミュージックメディア)に載っている、シンプルだけど素晴らしいエチュード。
おこがましいですが、これにプラスして、自分に必要だなと感じたので、
「音幅の形練習楽譜 Inner ear and interval shapes」を作ってみました。
ヴァイオリンは音と音の幅の聴覚と、それを指の幅に落とし込む時、
二種類の形(同じ弦上で/移弦ありで)を覚える必要があ
演奏にいらない真面目さとは
ヴァイオリンの石川ちすみです。
”真面目”な人ほど、あがりやこわばりが生じやすいという事実があります。
確かに、ヴァイオリン・ヴィオラを習得するには、注意深さやコツコツ取り組む情熱や自律は必要です。
しかし、ヴァイオリン・ヴィオラの演奏に必要のない”真面目さ”とは?
・自分の出した音に対する批判精神がメインで弾いている。
・先生に言われたダメ出しをびっしり楽譜に書き込んで、そこを弾く度に常に忘
練習時間がとれない悩み
ヴァイオリンの石川ちすみです。
お仕事などで「練習する時間がない」と悩んでいる方には朗報です。
電車の中でもできる練習があります!
ヴァイオリンを触って音を出している時間だけが練習ではありませんよ。
本来は、音をだすのと同じくらい、音を出さない練習が大切なのです。
1)曲を細かくブロックに分けます。(A,B,Cなど練習番号を振っておく)
2)曲の楽譜の画像をスマホなどに入れて持ち出します。
憧れの曲を今すぐに?!
大人からヴァイオリンを始めた皆さんには、きっと憧れの曲があると思います。
「今の苦しい練習をしていたら、いつかその曲が弾ける様になるかも」と思って
頑張るお気持ち、よくわかります。
でも、「いつか」と言わず、今すぐとりかかりませんか?
私は生徒に特別に憧れの曲がある場合、ほとんどの場合すぐに持ってこさせます。
他のことに費やす時間がもったいない!
今の時点でもやれることはたくさんあります。
そし
音程を外して弾く生徒の指導
音程をはずして弾く生徒の原因として、大きく分けて2つあります。
1)音程を正確に想像できていない。
2)音程を外しているのはわかるけど身体をコントロールできなくて音程を外す。
2)の処方箋は、いつもここで書いているような、ハヴァシュ式のエクササイズによって脱力することや、音程を修正する機能を洗練させることによって解決していきますが、1)が原因となっているケースにも最近いくつか出逢いました。