5/7 オケスタレッスン
今年もゴールデンウィークが過ぎて行きました。
さて、今回はブラームスNO,4の2楽章、3楽章、4楽章。スピッカートも見ていただくため、ベートーヴェンNO,3の3楽章とメンデルスゾーンの真夏の夜の夢スケルツォです。
概要
・ブラームス2楽章
フレーズを途切れないように弾くのは大分良くなった。38小節などの高い音にヴィブラートが入っていないことがあるので注意すること。
最後の段、三連符はマルカート気味に。一個ずつしっかりとヴィブラートを入れて、レガートにならないこと。
効果があるヴィブラートをかけなくてはいけないので、種類を考える。ちりめんみたいにかけないこと。(ちりめんヴィブラート厳禁だと学生時代も言われていたのに....反省)
・3楽章
冒頭部分のトリプレットは、マルカート気味に。弓は適量で、ヴィブラートは速め。
★大事なのは、このトリプレットが一個一個均等になること。
onではなく、offから始める。きっちり弾くというよりはブラッシュさせる。
もちろん、ブラッシュを意識する前にべったりのonで弾く練習は必要。タイミングや圧、感覚を覚える。
また、肘を使って左右に動かさない。弓は押さえつけない。
トリプレットの4分音符が短くなるので、ヴィブラートで調節。弓は節約する。
4分音符の前に一回弓を上げる→飛びやすいところ、いつも弾くところに戻す。
この戻す動作が大切。戻すタイミングを考えていると暇じゃないから、三連符(トリプレット)も揃ってくる。
最後、258のピックアップ。
ここも三連符は上記の通り。ただ、エチュードみたいになってしまうので、どこからクレッシェンドか、どこまでにFFにならなくてはいけないのか、よく考える。またフレージングをしっかり意識すること。大事なことです。
付点8部音符のリズム形。ここはレガートスラーなので途中で弓が止まらない。
また、ヴィブラートも(両方にかけるが)8分音符の方を気持ち多めにかける。
・4楽章
Cの手前、ボーイングはふたつに分かれている。だがオリジナルボーイングは一つなので、フレージングが切れてはダメ!絶対に弓を上げない。
ブラームスは全て、弦から弓を離さないで弾く。
細かいところは転ばないようにメトロノームで。8分音符単位でかける。
・ベートーヴェン スケルツォ
弓を叩きすぎているので、少し手首を中に丸めて、弓の毛は2/3にする。
弓の位置は、ブリッジに近いところ。
また、E線になると走ってしまう。これはE線の方が張力があるからなので、少しだけブラッシュに変えて急がないようにする。
叩くことに集中するのではなく、いかに早く弓を弦から外すのか、を考える。
・メンデルスゾーン スケルツォ
これは、いかにテンポ通りに弾けるかのみ。ひどいところは1小節ごとに変わっているので、しっかりとメトロノームでとことん練習すること。
弓は、真ん中。1MM上から弾いている。元だと弾きにくい。
Fでも弓を軽くする。音量を上げると、上腕が出てしまうので止めること。
弓は跳ねていて、弓の毛ははねません。右手はほぼ動いてない状態。
動かそう、と思って左右に振らないこと。
反省点など
スピッカートをやっていなかった影響があるのか、Fにしたいときに上腕が動いてしまう癖が戻ってしまった。しっかり壁に腕をつけるなどして、対策をすること。 あと、早いものは耳で聞いていない時もあるので録音をすること。