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オーケストラスタディ集中講座 in Japan

こんにちは、risaと申します。

香港フィルハーモニー管弦楽団のヴァイオリニストである田中知子先生(Tanaka Tomoko)にご指導を頂いてから、一年経ちました。
そんな中、先生が帰国されるとのこと。集中講座を受けさせて頂いたので、良かったことや講座の流れなど書いていきたいと思います。

この講座について

オーディションで頻出するオーケストラスタディのレッスンと実践。
また、オーディションに向けてのメンタルコントロールや、アピールポイントなど個々に応じたアドヴァイスを受けられます。

流れとしては、
・初日→ モックオーディションとレッスン
・二日目→レッスン
・三日目→モックオーディション

のプログラムで三日間、講座を受けました。(7/30〜8/1)
モックオーディションは擬似オーディションですが、実際のオーディション内容を弾きます。つまり、オーケストラスタディだけでなく、mozartのconcertやRomantic Concertもある、実際と同じ状況です。課題は二週間前ぐらいから、要項が送られてきます。私は下記課題でモックオーディションを受けました。

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この初日モックオーディションから、改善点をレッスン。
自分で気になっていることなどもお聞きし、最終日の二度目のモックオーディションで(同じ課題を再度弾きます)どのくらい自分が変化したのか確認ができます。

また、このコロナ禍においてオンラインではないレッスンを受けられるのは、とても貴重な経験だと思います。とても有意義な時間でした。

精神的な面について
《移動による疲労》

今回、私は成田空港から現地まで飛んだのですが、二時間のフライトと40分のリムジンバスを経て会場まで行きました。数字だけ見るとそんなに時間はかかっていないのですが、見知らぬ土地で動くというのは精神的にも肉体的にも疲労します。それを体感したのは、会場で音を鳴らした時でした。

いつもは出来ることが出来なくなっている。それだけなら、日々の練習の質などが原因だと分かります。ただ、音質や思っていたよりも響いていなかったりとさまざまなことが気になってしまいました。

オーディション会場は、素晴らしい音響で快適に弾けるということは、まず無いと言うこと。どれだけ疲れていても、自分の音色が気に入らなくてもパーフェクトに弾かないといけません。精神的にどれだけ自分を保ち、アピール出来るか。緊張して自分の良い所が出せなければ受かるものも受かりません。実際、初日のモックオーデションでは弾けていると油断した所が指が絡んだり、自分を落ち着かせながら弾くことで精一杯でした。それだけ緊張してしまいました。

《滞在場所や、移動手段について》

オーディションでは2日目に弾くなど、さまざまなことが考えられます。その中でも自分をいかに保つかが大切です。
宿泊施設やフライトはオケ側が用意してくれるのではなく、全て自分で予約をします。今回の集中講座で私も手配をしたのですが、そこで感じたのが『利便性』です。
当初考えていたホテルは値段が安かったのですが(ぶっちゃけると値段しか考えていなかった...)調べてみると、バス停や電車から遠い場所でした。その時は深く考えずにチェンジしたのですが、実際に行ってみるとかなり精神的にも身体的にも違います。
決めたホテルは徒歩5分以内にバス停と電車、タクシー乗り場があり、近くにはコンビニや主要施設も揃っていました。交通手段がすぐに手に入るのは安心感に繋がります。会場はホテルから歩いてしまうと30分はかかる場所なのですが、タクシーでスイスイ行けてしまいました。
これだけでも、精神的に楽になりますよね。
初日は「歩けばなんとかなるでしょ!」という気持ちで歩き通してしまい、真夏の太陽に焼かれながら会場入りをしました。タクシーに乗りながら「最初からこうしておけばよかった....」と反省。海外でもタクシーが呼べるアプリがあるので、空港からリムジンバスが無い場合はタクシーを使って良いと思います。ならべく会場に行くまでの消費を減らしてあげましょう。自分のために。

もう一点。これは海外の方が顕著だと思うのですが、すぐに食糧が確保できる場所を把握しているのは大事です。ホテルの近くにコンビニがあったので水はこちらで買いました。日本ではコンビニはどこにでもあるので不安感はないと思いますが、海外は日本よりもコンビニはありません。お弁当が食べたい!と思っても、なんかよくわからない肉が挟まっているサンドイッチとかしか無い。海外慣れしている人は問題ないと思いますが、2年前の海外遠征に行った時には私にとって切実でした。(宿泊しているホテルの周りを歩き回って、どこで食べれるのか、どこでどんなものが買えるのか確認したほどです)
食べ物は切実なので、治安と共に確認した方がいいかも?しれません。(大丈夫だとは思いますが)

まとめ

オーディションを受ける人は弾けるのは当たり前の人たちだけなので、いかに精神的に保てるか、自分をアピール出来るかが勝負になります。
3日間、田中先生にお世話になり、改善点も理解しました。
そして、大事な場面ではあるけれど音楽を弾いているということを忘れない。これが一番大事なことだと思います。
田中知子先生にオーケストラスタディを受けてみたいという方、お問い合わせは下記のFacebookからお願いします。とても的確に、正確に教えて頂ける信用に値する方です。https://www.facebook.com/tomokotanakamusic/


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