RLHリプレイ『黄昏の騎士』後編
はい、ながーーーい間ご無沙汰しておりました。
ちょっと資格試験受けてまして、まあ、それは合格したんでヨカッタヨカッタなんですけど。
おっしゃそろそろリプレイの続きでも書くか!⋯⋯と思ってプレイメモ見たら⋯⋯アカン、これ一体どういう展開になる予定やったんや⋯⋯?
ダイス目は逐一メモってたんだけどね、ストーリー部分がまったく思い出せません(滝汗)
ぐぉぉ⋯⋯プレイ中のちょっとした感想でも心情でもいいから書き残すべきだった⋯⋯!
⋯⋯というわけで、この設定で続行は不可能なので、とりあえずメモに残ってる部分だけ公開して、この冒険は終了としたいと思います。
他にやりたい設定も思いついちゃったしね。
前編を読んでくださった方々には申し訳ありませんでした。
次のリプレイはもうちょっと体裁を整えてからアップしたいと思います。(少なくとも1周分は完結させてから)
〜前回までのステータス確認〜
ローズマリー
技術点:1
生命点:7 / 7
魔術点:5 / 6
従者点:0
持ち物・食料:2食分
・金貨:7枚+最終的に山分けする5枚
・ロープ:1本
・捕虜のゴブリン(従者に含まれない)
フェン
技術点:1
生命点:10 / 12
筋力点:4 / 4
従者点:0
持ち物・食料:2食分
・金貨:7枚
・カチカチのチーズ:3個
次の戦いに備えてフェンの生命点を回復しておきます。食料1食分で2点回復するので全快ですね。
フェン 【生命点】10→12
【食料】2→1
4枚目 中間イベント〈真夜中の盗賊たち〉
ここで強制イベントです。
RLHでは、ランダムのマップタイルを決まった数めくるとイベントが発生して、ストーリーが進んだりラスボスが出てきたりします。
『真夜中の盗賊たち』は、黄昏の騎士の命令でこの場所を守る弱いクリーチャーです。
『真夜中の盗賊たち』
レベル4/出現数:1d6/宝物:修正+1
まずは出現数をダイスで決めましょう。
〈出現数ロール〉1d6→2
少ない!これは助かりました。
ですが、彼らは闇に紛れてこっそり近付いて来るので、気付くことができるかどうか〈器用ロール〉で判定しなければいけません。目標値は5。なんで元々のレベルより高いんだ⋯⋯。隠れるのがお上手ね。【器用点】は誰も持っていないので【技能点】で判定します。
〈判定ロール〉ローズマリー:2+1→3 ✕
フェン:3+1→4 ✕
おや⋯⋯振るいませんね⋯⋯。
2人ともゴブリンを退けたからって、油断しすぎじゃないでしょうか?
では、『真夜中の盗賊たち』に先制を取られてしまいます。
敵は第1ラウンドでは通常の攻撃ではなく、不意打ちで武器を奪おうとしてきます。
ここで〈器用ロール〉に失敗すると、この戦闘を素手で戦うことになります。勝てば武器は取り戻せますが、〈攻撃ロール〉-2はきつい。相当きつい。
ここは、せめてフェンだけは成功してくれ⋯⋯!
●第1ラウンド・敵●
盗賊×2:対象→ローズマリー/1回
フェン/1回
ローズマリー:1d6+1(目標値:4)
〈判定ロール〉6 ◎クリティカル
フェン:1d6+1(目標値:4)
〈判定ロール〉5+1→6 〇
さすが!ダイスの女神に愛されてる!
●第1ラウンド・主人公●
ローズマリー:対象→盗賊(目標値:4)
〈攻撃ロール〉5 〇
盗賊1体を撃破。(残敵数:2→1)
フェン:対象→盗賊(目標値:4)
〈攻撃ロール〉6 ◎クリティカル
盗賊1体を撃破。(残敵数:1→0)
『真夜中の盗賊たち』を全滅させた!
武器を盗られるかどうかが、この中間イベントのキモでしたね。そこで出目が悪かったら、こうは行かなかっただろうなぁ。
最後に〈宝物ロール〉です。今回は1d6+1の補正があるので、魔法の宝物が出る可能性もあるぞ!
運命のダイスロール!!
〈宝物ロール〉2+1→3『2d6の金貨』
せっかく補正があったのに⋯⋯前回と同じ結果⋯⋯!
判定の結果、金貨9枚と枚数が増えたのだけは良かったけど。
この盗賊たち、村から攫われてきた人たちだしね。そんなにお金持ってなかったんだね⋯⋯。
フェンの腕はけっこうな範囲で青アザになっていて見た目は痛々しかったが、本人いわく大したことはなかったらしい。
布を巻いただけで応急処置を終え、今はカンパンをモソモソと食べている。無の表情で齧っているのを見ていると、なんだかウサギにエサでもやっているみたいだな。と、とくに怪我もなく手持ち無沙汰なローズマリーは思った。
「そういえば、フェンは何でそんなにお金がいるの?」
「東に用がある。その路銀が尽きただけだ」
「ふーん⋯⋯東のどこ?遠いの?」
「⋯⋯国の名前を聞いて、どこだか分かるのか?」
「分かんない」
「だろうな」
まるで中身のない会話をする2人だったが、その背後に忍び寄る影があった。
捕まって捕虜にされたゴブリンだけがそれに気付いて、密かにほくそ笑む。
影は二手に分かれると、ランタンの灯りを避けて暗闇に溶け込み、ローズマリーとフェンの武器に狙いを定めた。
もう少しで鞘に指が掛かる。それほどまでに距離を詰めても、2人はのんびりと雑談を交わして気付く様子もない。影は成功を確信してか、微かに安堵の吐息を漏らした。
「でもねぇ、確かに私はあんまり頭良くないけど、触れるくらい近付かれたら分かるのよね」
「不愉快だ。莫迦にするにも程がある」
2人は言うが早いか同時に剣を鞘走らせると、振り向きざまに薙ぎ払った。
完全に自らを勝者と思い込んでいた2つの影は、抵抗する間もなくあっさりと斬り伏せられる。
ローズマリーが盗人の顔をランタンで照らし出すと、みすぼらしい格好の中年の男が口から血を流して絶命していた。
「このおじさん、人間⋯⋯よね?この人たちが、さっき弓を射ってきたの?なんでゴブリンなんかの仲間に?」
「⋯⋯さぁな。人から物を盗むような奴らのことだ、金になれば何でも構わないんだろう」
ローズマリーの疑問に、フェンはおざなりにそう答えた。彼女は何となく腑に落ちない顔で首を傾げていたものの、泥棒なら金次第で誰にでも従うこともあるだろうと納得した。
フェンは地下迷宮に下りる前に、村人が何人も連れ去られていることを知っていた。盗賊たちが、そうして従わされているだけの人間かもしれないということにも気付いていたが、あえてローズマリーには伝えなかった。彼女が意外にも肝の据わった少女だということは認めるが、性根が素直すぎる。次に人間と敵対した時に、同情や哀れみのせいで刃が鈍るかもしれない。
魔境において、迷いや躊躇いは不要だ。自分の身に危害が及ぶ可能性があるのなら、なおさら。
ローズマリーとフェンは、盗賊たちの持ち物を検めて9枚の金貨を得ると、ゴブリンを引っ立てて迷宮の先へと歩を進めた。
5枚目 31〈イベント〉
30番代は、判定に成功すれば良いものが手に入ったり従者が増えたりする、比較的平和なイベントが起こります。
31番では『トラップの仕掛けられた宝箱』に挑戦することができます。
〈器用ロール〉で目標値:4。確率は半々ですね。
失敗すると宝箱のトラップが発動して、生命点が-1してしまいます。
てか、このトラップって宝物に彫刻された不気味な飾りで起動してるんだよね?それって魔術的なものじゃないの?魔術点じゃ突破できないの?できませんか⋯⋯できませんよね⋯⋯。
では、安全策を取って体力オバケのフェンくんに開けてもらいましょう。
〈判定ロール〉(目標値:4)
フェン:6+1→7 〇
フェンくん!手先も器用なのか君は!
見事に一発で宝物を手に入れました。では因縁の〈宝物ロール〉です。
〈宝物ロール〉4『1個のアクセサリー』
お金以外のものは価値をダイスロールで決めます。このアクセサリーは1d6✕1d6になります。
結果は⋯⋯金貨6枚相当でした。
うーん、戦闘の出目が高いのは嬉しいんだけど、お金には縁が遠いのだろうか。
6枚目 44〈トラップ〉
44番は『選別の刃』。非戦闘員の従者がいる場合、優先して対象になります。
さっき捕まえておいたのが早速、役に立ってしまいましたね。
ゴブリンAくん⋯⋯君の尊い犠牲は忘れないよ⋯⋯。
7枚目 61〈強いクリーチャー〉
また強敵にエンカウントしてしまいました。
61番は『ラミアの戦輪使い』です。このクリーチャーは単体なんですが、投擲できる武器を持っているので0ラウンドから行動できる上に攻撃回数が2回なのでけっこう強い。
反応表を見ると1が友好的で2がワイロ、ロゼが【友情】を使えるので戦闘回避できる確率は2分の1。
ここは先に様子を見てみましょう。
〈反応ロール〉4【敵対的】
はい!ぜんぜんダメでした!
おっけーおっけー!殴りましょう!
『ラミアの戦輪使い』
レベル5/生命点:5/攻撃回数:2/宝物:普通
ラミアはトリッキーな動きをするクリーチャーで、第0ラウンドでリング状の刃のついた「戦輪」をぶん投げてきます。対象はランダムで2人。【器用ロール】に判定5でロールして、失敗するとダメージ1。
●第0ラウンド・敵●
ラミア:対象→ローズマリー/1回
フェン/1回
ローズマリー:1d6+1(目標値:5)
〈判定ロール〉3+1→4 ✕
【生命点】:7→6
フェン:1d6+1(目標値:5)
〈判定ロール〉1+1→2 ✕
【生命点】:12→11
フェンはともかくロゼは1点入るだけでなかなか痛い。しかし、第0ラウンドで動けるのは君だけじゃないんだよねぇ!!
●第0ラウンド・主人公●
ローズマリー:対象→ラミア(目標値:5)
【炎球】広さ→4(広い):1d6+5
〈魔術ロール〉4+5→9 〇
ローズマリー【魔術点】:5→4
ラミア【生命点】:5→4
ラミアは通常は攻撃回数2回ですが、接近戦第1ラウンドのみ、投げて戻ってきた戦輪を構え直すので1回しか攻撃してきません。
●第1ラウンド・敵●
ラミア:対象→フェン/1回
フェン:1d6+2(目標値:5)
〈防御ロール〉5+2→7 〇
●第1ラウンド・主人公●
ローズマリー:対象→ラミア(目標値:5)
〈攻撃ロール〉1 ✕
フェン:対象→ラミア(目標値:5)
〈攻撃ロール〉3+1→4 ✕
●第2ラウンド・敵●
ラミア:対象→ローズマリー/1回
フェン/1回
ローズマリー:1d6+1(目標値:5)
〈防御ロール〉1+1→2 ✕
フェン:【かばう】1d6+4(目標値:5)
〈筋力ロール〉3+4→7 〇
フェン:1d6+2(目標値:5)
〈防御ロール〉6+2→8 〇
フェン:【筋力点】4→3
見事ノーダメで突破。フェンがめちゃくちゃ主人公やってる。
でも、ここで出し惜しみして長期戦になるのはマズイなと感じて、次で勝負をかけることに。
●第2ラウンド・主人公●
ローズマリー:対象→ラミア(目標値:5)
【炎球】広さ→4(広い):1d6+4
〈魔術ロール〉5+4→9 〇
フェン:対象→ラミア(目標値:5)
【全力攻撃】1d6+3
〈筋力ロール〉6+3→9 〇
〈攻撃ロール〉2+1→3 ✕
ラミア:【生命点】4→2
ローズマリー:【魔術点】4→3
フェン:【筋力点】3→2
ラミアの生命点が半分以下になったので、クリーチャーの逃走により勝利。
〈宝物ロール〉3(2d6の金貨)→7
8枚目 52〈弱いクリーチャー〉
ここでは「巨大ネズミ」が出ます。
まずは何体の出現か判定します。
2d6+2→13体
〈反応ロール〉2(逃走)
⋯⋯。
⋯⋯⋯⋯。
13体も出たのに何だったんだよ!!!
9枚目 22〈最終イベント〉黄昏の騎士
なんかねぇ⋯⋯設定が生えてた気がするんだけど、ひと欠片も思い出せないんでしょうがないですね!
殴って終わりにしましょう!
『黄昏の騎士』
レベル4/生命点:4/攻撃回数:2/宝物:+2
板金鎧を装備しているため、主人公は攻撃ロールに-1。
●第0ラウンド・主人公●
ローズマリー:対象→黄昏の騎士(目標値:4)
【炎球】広さ→3(狭い):1d6+3-1
〈魔術ロール〉5+3-1→7 〇
黄昏の騎士:【生命点】4→3
ローズマリー:【魔術点】3→2
●第1ラウンド・主人公●
ローズマリー:対象→黄昏の騎士(目標値:4)
〈攻撃ロール〉5-1→4 〇
フェン:対象→黄昏の騎士(目標値:4)
【全力攻撃】1d6+2-1
〈筋力ロール〉3+2-1→4 〇
黄昏の騎士:【生命点】3→1
フェン:【筋力点】2→1
●第1ラウンド・敵●
黄昏の騎士:対象→ローズマリー/1回
フェン/1回
ローズマリー:1d6+1(目標値:4)
〈防御ロール〉4+1→5 〇
フェン:1d6+1(目標値:4)
〈防御ロール〉6+2→8 〇
●第2ラウンド・主人公●
ローズマリー:対象→黄昏の騎士(目標値:4)
【炎球】(狭い):1d6+2-1
〈魔術ロール〉2+2-1→3 ✕
フェン:対象→黄昏の騎士(目標値:4)
〈攻撃ロール〉4+1-1→4 〇
黄昏の騎士:【生命点】1→0
たそがれの きし を たおした!!
(テレレテーレーテッテレー♪)
⋯⋯というわけで、記念すべき初セッション(?)は残念な感じに終わってしまいましたが⋯⋯。
この残念な気持ちを忘れずに!次はちゃんとネタを書き残すことを心に留めて、新たな冒険に旅立ちたいと思います!
最後は単なる記録になってしまいましたが、ここまでお読み下さってありがとうございました〜!