ウクライナ戦争関連 ベラルーシへのロシア軍配備が呼んだ憶測
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どうも皆さんこんにちは。閃です。お休み期間に体調を崩してしまい、咽頭炎と戦っています。喉の腫れや違和感以外には体調に変化はないのですが、せっかくの休みなのに行動を制限されたようで癪に障りましたね。
授業の復習や中間テスト前の勉強などそこそこやりたいことができました。しかし完全に完了したわけではないので、また少しずつ消化していきます。
こないだ親友と会った時にも感じましたが、人と向き合うことってやっぱり難しいですね。深刻な悩みだったりその人の本心を打ち明けられる時はいつでも緊張します。大事に思っていれば思っているほど、言いたいことも思うことも多くなり過ぎてしまうから。私は人の話を聞くのも話すのも好きですが、その人の受け止められる量を考慮しながら話すのは苦手です。今回の問題に向き合うにあたっては、そういうところにも気を回せるようになれたらいいなと思います。
本当に辛くてしんどくて何にもできなくなったら休むしかないし逃げるしかないから。自分のことを大事に、大切なものを守るための道を模索するお手伝いができれば一番嬉しいなと思います。どうか頼れる人がいないと絶望して折れてしまわないことを願っています。できることはするから。あなたの笑顔がなくならないことを祈ります。
参照リスト
今回の原文はこちらです
記事要約
ウクライナはベラルーシに対し、警告を発した。警告の内容は、ベラルーシの市民がロシアの侵略に加担しないようにというものだった。ウクライナはロシアとベラルーシの兵隊が共同で侵攻してくることを懸念している。(100語)
Ukraine issued a warning to Belarus. The warning was that Belarusian citizens should not be complicit in Russian aggression. Ukraine fears a joint invasion by Russian and Belarusian soldiers.(29 words)
本日の翻訳
ウクライナからベラルーシに発せられた警告は単刀直入であった。
警告映像の中でウクライナ軍は「あなた方の指導者たちはベラルーシの人々を卑劣な戦争に引きずりこみ、鮮血と死を持って汚そうと企てている。もしベラルーシ軍がロシアの侵略を支持するならば、我々は全兵器を持って対応するだろう。」と警告した。
この警告は、ロシアが数千の軍隊をベラルーシに送り返し、両国がウクライナの北部国境を越えて共同で侵攻することを計画しているのではないかという懸念を抱かせるものであった。
ベラルーシの市民に懸念を抱かせることはベラルーシの指導者アレクサンドル・ルカシェンコにとって、政治的に危険なことであろう。そして、ロシア軍は早くも南部の都市ケルソン周辺と東部のドンバスで現在の戦況を維持するのに苦心している。
しかしこの見通しだけでは気が散るばかりである。 モスクワから支援を強化するよう圧力を受けているミンスクにとって、キエフの懸念は大きい。
狡猾な詐欺師
「プーチンは、ベラルーシ人がウクライナに入ることを本当に望んでいるのだと思う。 ルカシェンコ氏が血で汚されているのと同じように。彼らは彼と一緒に終末を迎えなければならないだろう。」エリート空挺部隊の元司令官、ヴァレリー・サハシュチク氏は最近の動きをそう読む。
ワルシャワにいる彼は、ベラルーシの亡命野党による暫定内閣で事実上の国防相を務めている。
この騒動は、今月初めにロシアのプーチン大統領と会談した後、アレクサンドル・ルカシェンコ氏が、ベラルーシの隣国が攻撃を計画していると主張したことが発端である。
そしてサハシュチク氏はミンスクとモスクワが共同で「地域連合」を結成し、防衛に当たると発表した。
ベラルーシの兵力
47950人の現行戦闘員/289500人の予備兵力
957機の歩兵隊用の戦闘機
739機の大砲
497機の戦車
71機の航空機
38機のヘリコプター
サハシュチク氏は、両国がウクライナに北方戦線を張る危険性は、現状では3分の1ほどの確率であるという。
しかし、彼はベラルーシの長年の指導者を「狡猾な詐欺師」と表現している。
「ルカシェンコ氏は彼の軍隊を戦場に送らないようにできる限りのことをして、軍隊の役割を他軍隊を支援することに制限するだろうが、依然として明確な脅威である」
ベラルーシはすでにウクライナ戦争に深く関与している。2月にロシアの戦車はキエフに向けて南部の国境を越え、ロシアはベラルーシ領から定期的にミサイルを発射しているのである。 EUは現在、この問題に対する拘束力のあるもう一つの制裁措置を準備中だ。
しかし、プーチン大統領からさらなる要求を突きつけられても、ルカシェンコ氏の機動作戦の余地は限られている。
この権威主義的指導者は、2020年以来ロシアに依存しており、モスクワからの支援によって、前例のない抗議行動の波を乗り切ることができた。
一方、デモ参加者の大量投獄と拷問は、西欧諸国との関係に一つの釘を打つことになった。ベラルーシがロシアの侵攻を助けたことも、その一つである。
ルカシェンコ氏は、新軍隊のために最大9000人のロシア兵がベラルーシにやってくると言う。
しかしベラルーシ人をロシア兵と一緒にウクライナに送り込むことは、非常に評判の悪い行動である。
すでにウクライナでは数百人のベラルーシ人がロシアに反逆して戦っている。カリノーウスキ連隊として知られている彼らは、プーチンを倒すために戦争に参加し、ウクライナと同じようにベラルーシも自由になれるはずだと希望を掲げている。
ベラルーシ国内にも抵抗勢力はあり、侵攻当初は遊撃兵がロシア軍の動きを妨げるために鉄道を破壊していた。先週は、遊撃兵の1人が11年の禁固刑を言い渡された。
カリノーウスキ連隊のパベル・クフタ氏は、ワルシャワの連隊募集基地で筆者に「若者たちから、(ウクライナと)戦いたくないと手紙をもらっている。ベラルーシ軍の情報筋によれば、9割が戦わないそうだ。情報によると訓練が悪く、装備や士気もロシア軍より劣るそうだ。」と話した。
大言壮語?
ベラルーシでは秘密裏に動員が行われているという噂があるが、裏付けはない。
一方、ロシア軍はすでに動き出している。ウクライナの情報機関によると、「これまでに3,200人のロシア兵がベラルーシに派遣された。もっと増えると予想されるが急ぐわけではなく少しずつ派遣されており今のところウクライナとの国境ではなく、国の北部や中央部に向かっている。」という。
ベラルーシの記者であるタデウシュ・ギッチャン氏も「重装備はなく、軍橋を積んだ列車が1台あるだけで、戦車や兵員輸送車はない」と指摘する。
ギッチャン氏はプーチン大統領が部分的な動員を発表して以来、自国の施設が手狭になり、ロシア人が実際に訓練のために派遣されているのだと考えている。
ギッチャン氏は「彼らはより多くの兵力を必要としている。ベラルーシはそれを提供し、ウクライナを北からの新たな攻撃で脅かすという一石二鳥の提案をした。これは大言壮語だ」と語った。
ベラルーシ国防省のビデオに映し出されたロシア人男性は、正規軍ではなく最近動員された予備兵の「モビキ」のようであった。中には非軍事的な装備や服装をしている者もいる。
サハシュチク氏は、彼らが訓練をしている可能性に同意する。
サハシュチク氏は「ロシアは多くの兵士を失ったので、多くの教官が必要なのです」と話した。
モビキは国境に配備される可能性もあるが、その場合はウクライナ軍に気づかれるだろう。
現在ベラルーシの監視団は、モビキが国境を越えて国外に流出するのを確認している。
ハジュン計画によると、ここ数週間で90台以上の戦車がロシアに輸送され、ドンバスのために緊急に必要とされる代物である可能性が高いという。
ウクライナ国境付近でロシアが使用している基地では、装備やミサイルの新たな大規模な増強はないと見ている。
合同部隊が突入した場合
いくつかの議論ではベラルーシの軍隊をウクライナに派遣することは、軍事的には無意味だという意見もある。
「彼らは技術もなく、装備もなく、やる気もない。脅威にはならないだろう」と、野党政治家のフラナク・ヴィアコルカはツイートしている。
しかしサハシュチク氏は彼らを見くびるべきではないと警告している。
ウクライナ軍は新たな合同部隊が西側からの補給路を断ち、戦場でロシア軍に有利になる可能性を示唆している。
サハシュチク氏は、ベラルーシの士気は下がるとしながらも、「軍用レベルにまで動員されれば、ウクライナにとって不愉快な本格的な攻撃部隊になるだろう。彼らはかなりの兵力を北に移動させなければならず、大きな損失を被るだろう。しかし、彼らが厳しいことを行なっても、どんどんと勝利への歩みは遅まり、ウクライナは勝利するだろう。」と言う。
ウクライナ軍が制作したビデオでは、ルカシェンコ氏とプーチン大統領の戦車やミサイルの映像を早回しにして、ベラルーシ国民に二人の独裁者の個人的野心のために死なないよう呼びかけている。
しかし、アレクサンドル・ルカシェンコ氏の権力への欲望が、配備を阻んでいるのかもしれない。
「ベラルーシ軍にとっても、ルカシェンコ氏自身にとっても、大きな破滅になる可能性が高い。だから、ルカシェンコ氏は交渉で何とかしようとするだろうし、彼の交渉の立場はまだかなり強い。ベラルーシ軍がウクライナに駐留しても、大した戦力にはならないとプーチンを説得することはできるが、(配備が)悪い方向に作用して、ロシアの唯一の同盟国を不安定にする可能性がある」と記者のギッチャン氏は言う。
ウクライナがロシアの支配から永久に逃れられないようにするための戦いにおいてウラジーミル・プーチン氏もベラルーシを失う危険を冒したくはないだろう。
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました!これからも頑張るので、よければジュース1本奢ってください!
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