ネットニュース翻訳 ウクライナ侵攻を理解するための手引き
前座
どうもこんにちは。閃です。今日私は20歳になりました。成人方の施行のおかげで4月には成人になっていましたが、やっぱり二十歳の誕生日は、誕生日の中でもひときわ嬉しいものですね。昨日の夜は彼氏と一緒に楽しく過ごしました。課題に押しつぶされながら大変ですが、去年よりも少しでも進歩できるように頑張っていきたいものです。
さて今回ですが、大学の授業で、ネット記事などをもとにエッセーを書く課題が出ました。そこで使おうと選んだネットニュース記事がありますので、せっかくなのでそれを翻訳しようと思います。今期の本読み企画とは少し内容が外れてしまいますが、番外編、寄り道ということでお付き合いくださいませ。
参照リンク
さて今回の原文はこちらの記事になります。
またこちらの記事も参照させていただきましたので合わせてリンクを明記しておきます
本日の翻訳
ロシアはウクライナに対する本格的な侵攻を開始し、何百万人ものウクライナ人たちは将来に対する不安感に苛まれている。
この侵攻が収束に向かっていくにつれて、侵攻が意味することの全容を明らかにすることは難しいだろう。
ウクライナの都市部での初期の混乱の発生理由から、ウクライナ市民が侵攻に導かれた広い背景までをまとめた、侵攻の始まりを理解するための記事である。
息子はとても怯えていた
最初の爆発は木曜日の未明に起こり、市民に混乱とと不安を与えた。BBCのMarta Shokalo記者は首都キエフに滞在していた。彼女は最初の爆発の恐怖とそれがどのように国中に波及したかについての煽情的な記事を書いた。
WhatsAppのメッセージは鳴り響き、友人や同僚は安全を探し求めた。
この記事の中でMartaは「私は10歳の息子に服を着せました。そして窓からできるだけ離れた場所で朝食をとりました。しかし息子は爆発を怖がって朝食を吐いてしまいました」と書いている。
マルタの体験談はこちらでお読みいただこう。
ウクライナは抵抗できるのでしょうか?
侵攻の規模が明らかになり、ウクライナ軍が対応に追われる中、ロシアの軍事力に対抗できるのかという疑問の声が多く聞かれた。
BBCの防衛担当記者ジョナサン・ビールは、「ウクライナはあらゆる意味で劣勢に立たされている。そしてウクライナ軍は、広大なロシアとの国境を守るために非常に大きな課題に直面している」と説明した。
ウクライナからの映像は、爆発、ミサイル攻撃、ヘリコプターの銃撃を映し出している。
この攻撃を地理的に分析してみよう
地理的な分析をすることは、侵攻の核心に迫るために役立つだろう。
ウクライナは東にロシア、西にポーランドやルーマニアといった国々の間に位置し、ヨーロッパとロシアの両方の勢力範囲をまたがっている。
これが緊張を高めている主な理由である。ロシアはウクライナの欧州連合(EU)加盟に長年抵抗してきた。
(侵攻前の2020年からウクライナのゼレンスキー大統領はウクライナのEU加盟を希望するような発言を繰り返していた。それにロシアは、ウクライナがEU加盟できないように圧力をEU側にかけていた。
そしてロシアのプーチン大統領はウクライナがEU加盟する前にウクライナ領土を支配しようと考え、今回の侵攻を始めたとも推測できる。
そしてウクライナのゼレンスキー大統領は侵攻開始から5日後にEU加盟を申請し、その後6月の24日に加盟候補国に認定された。
もしウクライナがEUに加盟してしまうと、EUからの軍事的支援がウクライナに渡ることは容易に想像される。それを恐れて、ロシア側はウクライナを攻撃しているのではないかという見解だ)
しかし、今回の侵攻は地理的な要因も大きい。モスクワは、空、陸、海から攻撃を仕掛けてきたのだ。
ここでは、ロシアの攻撃を地図に起こしてみた。侵略のすさまじさが良くお分かり頂けるだろう。
ウクライナは東部に位置し、ロシアと国境を接している。ウクライナはかつて、ソビエト連邦の一部であったが、1991年に独立した。
また、第二次世界大戦後に結成された防衛的軍事同盟であるNATOの加盟国数カ国と国境を接している。
ロシアのプーチン大統領はウクライナを歴史的にロシアの1部だとみなしていた。2014年に、ロシアはウクライナの南に位置するクリミアに侵攻した。そして現在でもなお支配は続いている。
2014年から、ロシアが支援する分離主義者とウクライナ軍は、東部のドネツクとルハンスクの両地域で戦闘を続けている。
プーチン大統領は、ロシアが支援する分離主義者が保持する2つの地域を独立国家として認め、そこにロシア軍を命じ、和平協定を破ったのである。
2月24日木曜日、ロシアのプーチン大統領はウクライナ全土への空爆を許可し、部隊の進駐を命じた。
浮かび上がる一つの疑問 - なぜ?
激しい戦闘が続き、戦車がウクライナ領内に乗り入れる映像が拡散している。そんな中で、ネット上では多くの人が、ロシアの大統領は何を考えているのかと問いかけた。プーチンはいったい何をしたいのだろうか?
本誌の解説では、この疑問を解決し、紛争を原点に立ち返ります。
ウクライナ侵攻の全体像
World Affairs(アメリカの政治雑誌)の編集者ジョン・シンプソンは、ウクライナ侵攻は一つの時代の終わりのように感じられると書いている。
彼は、1989年のベルリンの壁崩壊と比較して、ソビエト連邦が崩壊し、世界の秩序が塗り替えられたと述べている。
ウクライナへの侵攻は、この崩壊に起因するものであり、プーチン大統領はこれを強く恨んでいるという。
同盟国の反撃
この日、ロシアは米国、英国、そしてその同盟国からの猛反発を目の当たりにした。
英国のボリス・ジョンソン首相は、この侵攻を「醜悪で野蛮な事業」と表現した。ジョー・バイデン米大統領は「プーチンはこの戦争を選んだ」とし、「結果を負担することになる」と述べた。
両者とも、ロシア経済と影響力を持つ財政を打撃することを目的とした新たな制裁を発表した。
経済的な打撃
侵攻は、世界中の人々に大きな影響を与える可能性がある。
以下では、エネルギー料金から自動車の価格まで、世界的に物価が上昇する理由をビジネスレポーターのローラ・ジョーンズが解説している。
こちらの記事をお読みください。ウクライナ危機が世界的な価格高騰を引き起こす可能性がある理由
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。これからも頑張るので、よければジュース1本奢ってください。
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