スイス連邦大統領(スイスでワイン造ってるの? #53)
2022年4月20日、来日中のイニャツィオ・カシス (Ignazio Cassis)スイス連邦大統領にお目にかかる機会がありました〜(タイトル写真)
一国の大統領が訪日しているのに大したニュースにもならず、ちょっぴり寂しかったですが、スイスワインのインポーターとしてこれ以上ない名誉なことで、友人・知人からも「すごいね〜」と言われ、僕の鼻もグイーンと高くなりました❗️
ちなみに大統領はこの日はぼくの地元神戸のスパコン「富岳」の見学もされていました。
(神戸新聞、記事にして〜な〜)
ということで、今回はスイス連邦大統領のことやレセプションのあれやこれやを綴ります〜。
持ち回り制
大統領と聞くと、その国の権力の象徴で一番偉い人のように聞こえるねんけど、スイスの大統領はアメリカの大統領のように選挙で選ばれるのではなく、閣僚の持ち回り制(任期一年)なんやて〜
しかも年齢順の持ち回り(❗️)
なんや〜町内会の会長さんみたいなもんか〜(笑)
直接民主制で、いまだに村の寄り合みたいな集会で法律改正の是非や州議員の選出を挙手で投票する制度(ランツゲマインデ)が一部の州では残っているスイスらしい制度やね〜
えっ、大丈夫なん❓
大統領にお目にかかった会場は大阪難波にある「スイスホテル南海大阪」*
地下鉄を降りたら警察が厳重に警戒してると思いきや、特にそれらしき人は見当たりませんでした。
ホテルのロビーに着いてもなんかフツーー。
さすがに会場に行くエレベーター降りたらセキュリティチェックがあったりするんやろな〜と思ってましたが、それもなし。
受付で名刺を渡して、名札を受け取ったらそのまま会場入り〜。
なんぼなんでもこんなんでええの〜?
スイス大使館の人に聞いてみても「こんなもんですよ〜、スイスらしいでしょう〜」
ええ人や〜
会場にはスイス大使、スイス総領事、名誉総領事、在日スイス商工会議所会頭、東京・関西のスイス人会会長などVIPが勢揃い。
「ワインを通じてスイス文化を日本のみなさまへ」を標榜するヘルベティカ森本もそれらVIPに遜色ないやーん(って、言い過ぎ?)。
ヨーデルで始まったパーティー(ベタやね〜)。
偉いさん方の挨拶が一通り終わったらトーキングタイム❗️
この機会を逃すまいと大統領に近づき、まずは大統領の母国語**、イタリア語で「Mi chiamo Junya Morimoto」とご挨拶〜
大統領「えっ、イタリア語話せんの?」
ぼく「あきまへん、自己紹介だけですわ」
大統領「あはは〜」
よっしゃ、つかみはOK❗️
ぼく「スイスワインの輸入をしており、大統領のご出身のティチーノのワインも輸入しております」
大統領「おーっ、そうか。それはええことや」とご満悦。
大統領「ええティチーノのワイン紹介したるわ〜」
とその場でワイナリーの名前と大統領のお気に入りのワインを教えてくれるではありませんか❗️
ぼく「ワイナリーにコンタクトする際、大統領のお名前を出してもいいですか?」
大統領「ええで、ええで」
ええ人や〜
ますますスイス愛が強くなったことは言うまでもありません。
他のスイスワインインポーターは招待されていなかったようなので、これで気持ち一歩リードしたかなとええ気分のぼくです〜
人生の中でも結構上位に入る一大イベントとなったし、スイスのエバンジェリスト目指してますます頑張っていきまっせ~
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