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日本ワイン検定2級・3級共通必勝勉強法③産地編:CBT練習問題付き

今回は、テキスト第3章「産地」です。

学習内容は、大きく地方の特徴と個別ワイナリーの特徴に分かれます。個別ワイナリーは実際に訪れたり、ワインを購入することもできるので、楽しく学べる分野でもありますが、すべて覚えるのはちょっと大変。試験に向けたワイナリーの優先付けで攻略していきましょう。


私はワイン初心者で、ワインエキスパート試験も未受験ですが、日本ワイン検定3級の勉強から初めて、3級が50問中44問正解、2級が45問正解で合格できました!(意外と難しかった・・)

私は東大の工学修士という理系人間なのですが、試験を俯瞰的に分析して効率的に攻略することが得意です。この特技を生かして、日本ワインの攻略法を皆さんに共有します!

これから日本ワイン検定の筆記試験を受験される方には、是非、読んでいただきたいです!

また、ワイン検定は2級と3級は出題範囲の分布が少し違うだけで、問題はほぼ同じなので、3級を受験される方もこのシリーズを参考にされてください。
試験全体の攻略から、分野別解説まで、こちらのマガジンにまとめています。


日本ワイン検定を受験する上で、公式テキストは必須です!これだけは手元に用意してください!!

テキストが用意できたら、テキストに沿ってこちらの構成で学んでいきましょう!


「産地」の学び方

「産地」は公式テキストP61~P94で、かなりボリュームがあります。本番の出題は、日本の栽培の特徴や地域の特徴と、個別ワイナリーの特徴に分かれます。

出題数は8問ですが、2級は個別ワイナリー関連が7問、3級は日本の栽培の特徴や地域の特徴の方が多い出題傾向のようです。内容は、本検定ならではの内容が多いので、出題数8問のうち、半分以上の正解を目指したいです。

すべてのワイナリーについて覚えられればベストですが、どうやら試験における重要ワイナリーがありそうなので、必ず覚えるワイナリーを優先して覚える作戦が良さそうです。

日本の産地としての特徴:難易度(中)、優先度(高)

日本の産地としての特徴はこちらです。

  • 土地が肥沃で雨量が多い

  • 雨量が多い独自の対策(マンズ・レインカット、グレープガード)

  • 垣根仕立てよりも棚仕立てが多い

  • 北海道は雪で低気温対策

日本の特徴は、まずは肥沃で雨量が多い、という植物にとっては恵まれた環境であることが根底にあることが出発点です。

そのため、雨を防ぐ工夫として、ブドウの樹の全体をビニールで覆うマンズ・レインカットや、ブドウの実の部分だけ覆うグレープガードが施されます。

また、環境が恵まれてるために、樹勢が強い、つまり葉がたくさん出て枝もぐんぐん伸びることもポイント。そのため、枝を伸ばして育てる棚仕立てが主流になります。

降水量が多いため、北海道では低気温対策にを活用します。具体的には、P67に記載の通り、主幹を斜めに伸ばしてブドウを雪に埋めています。

そのほか、ブドウに適切な年間降水量(500-900mm)や、P66の長野県の4つのバレーも覚えておきましょう。

日本のワイン産地:難易度(難)、優先度(高)

主にワイナリー個別の説明に関する設問ですが、地域の説明があるところはその説明も出ます。掲載されているワイナリー数も膨大なので、覚えるところを絞ってしまいましょう。
試験対策に重要なワイナリーと、それぞれのキーポイントを記載していきます。

北海道 余市町

  • 余市町の説明

    • 札幌から西へ車で・・の記載から余市町を選ばせる問題

  • ドメーヌ・タカヒコ

    • 日本のピノ・ノワールの第一人者

北海道 空知

  • 山崎ワイナリー

    • 三代目からワイン造りを始める

    • 1枚の畑に7種類の土壌が並ぶ

  • kondoヴィンヤード

    • タプ・コプ農場」、「モセウシ農場

  • 10Rワイナリー(トアール)

    • 日本では珍しい、カスタムクラッシュ(受託醸造所)

  • 鶴沼ワイナリー

    • 日本最大の垣根式の畑

岩手県

  • 岩手くずまきワイン

    • 山ブドウワイン

山形県

  • 酒井ワイナリー

    • 東北最古のワイナリー

  • 高畠町

    • 高畠ワイナリーの中に記載がある高畠町の説明文

    • シャルドネ・デラウェア出荷日本一

  • タケダ・ワイナリー

    • フランスでワイン造りを学んだ5代目の岸平典子氏がワイン造り

栃木県

  • ココ・ファーム・ワイナリー

    • こころみ学園

新潟県

  • 岩の原葡萄園

    • 川上善兵衛

  • フェルミエ

    • 日本におけるアルバリーニョの震源地

山梨県甲州市勝沼町

  • 中央葡萄酒

    • グレイス甲州、キュヴェ三澤明野甲州2013

  • 丸藤葡萄酒工業

    • ルバイヤートワイン

    • 垣根式を取り入れたブドウ栽培

  • 原茂ワイン

    • 養蚕農家からブドウ農家、ワイナリーへ変遷。

    • 明治時代に建てられた重工な日本家屋

  • まるき葡萄酒

    • 土屋龍憲

山梨県甲州市塩山地区

  • KISVINワイナリー

    • アメリカまでスカウトに行った斎藤まゆ氏

    • エメラルド甲州

山梨県山梨市

  • ソレイユワイン

    • 旭酒造を引き継いだ

長野県

  • アルプス

    • ミュゼ ドゥ ヴァン

大分県

  • 安心院葡萄酒工房

    • いいちこ」で知られる三和酒類

    • シャルドネ イモリ谷

まずはこれだけに絞って覚えましょう。それでも合格水準には十分だと思います。

産地のCBT形式練習問題

産地分野で全43問作りました。(けっこうがんばりました・・・)そこから本番と同じ出題数が出題される本格仕様です。

有料になりますが、力作なので是非ご活用ください!

産地分野の練習問題はこちら。

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