ボルドーワインを飲んでる時にだけ読む記事
いま、あなたがバーで一人で飲んでいるワインがボルドーのワインなら読んでみてください。
この記事を読んでいる暇つぶしの時間が、少しでも楽しい時間になりますように。
ボルドーのワインって、ここが魅力!というような内容の記事です。
その一杯がよりおいしく感じる事が出来ますように。
もしそのボトルを開ける瞬間を目の当たりにすることが出来たのなら、
あなたは超ラッキー。
なぜなら
世界中で最も見本とされるワインはボルドー(とブルゴーニュ)。
故に高級感が、基本どのワインもある。
であるせいかわからないが、
開ける瞬間に最も
「開けてもらってる~」
感が出るのでそれは堪能しておきたい。
次に、
コルクもたいてい綺麗なので、
これも愛でておきたい。
(だから何だというわけではないが、
ワインに雰囲気は超重要)
(ということでこの段階でワインはすでに1.3倍美味くなった。)
グラスが目の前まで来ているのなら、
まずは色から。。。というのは教科書的すぎる。
香りが先でしょ!
だってめっちゃいい香りするんですもの。
この時点ですでに1.3倍美味しくなっているワインは、
香りにも重厚感が足されている。
他の国では感じえないような深みがある。。。
(気がするでもOK。だって雰囲気重視だから)
一旦鼻腔の奥までアロマ成分を行き渡らすことが出来たら
ここで初めて色に注目してみるのが良いだろう。
ただし、問題点がある。
バーはたいてい暗い。
正直色はあまり分からない。
ボルドーはたいてい濃い色です。
(熟成ボルドーは少し淡いのですが、
古酒を飲んでいるときの記事はまたの機会に。)
ここに至るまでに、口内は唾液で満たされ、
その垂涎状態の甲斐あってワインはさらに1.6倍の美味しさに膨らむ。
一口目。
渋さが来ると思いきや、意外に高い酸味が舌の横にまで広がり、
リッチな果実味と滑らかなタンニンが舌の中央を走り抜け、
飲み込む直前からワインが喉の奥を通りきるまでの間に香りが一気に口内に広がり、
鼻腔から抜けてくる。
そう。
ボルドーワインがすごいのは、
しっかりしている味わいながら酸味が高く、
それでいて全体の風味が力強く、
とにかく余韻が長いこと。
もし、あなたのバーでの一杯目がボルドーワインなら、
この後飲もうとしていた他のワインが物足りなくなります。
というくらい存在感を示してくるのが、ボルドーワインのすごさ。
最後の一杯として飲んでいるのなら、
帰路に就く電車の駅の改札くらいまではその余韻が続きます。
最後に飲んでよかったと思える、
そんなワインなのだ。
二口目。
さっきまで強めに感じていた酸味が少し和らぐ。
代わりに力強いタンニンがより際立ち、
果実の甘みも少し感じるかもしれない。
そして何より、あの風味。
飲み込んでからも尾を引くように残る余韻。
そのまま口を開けると
胃に流れ込んだワインからやまびこのように「偉大」と響いてきそうだ。。。
(言いすぎか)
ボルドーは安いもの(スーパーで1本1000円くらい)から
高いもの(150万!)まで幅広い。
それでもこの荘厳さはある程度共通してどのボルドーワインも持っている。
これがすごい。
カベルネ主体だろうが、メルロー主体だろうが、正直関係ない。
とにかく、この荘厳さに酔いしれる事が出来たら
三口目からは何も考えず、
口にグラスを運ぶたびに「うんうん」と頷きながら
余韻まで楽しみたい。
自分でも何に頷いているのかは分からないが、
そうやってボルドーワインに向き合っているだけで
2倍にまで美味さが引き立っているはずです。
是非最後の一滴まで、
グラスから上がり続ける香りとともにご堪能ください。
ボルドーワインはちょっとアルコール度数が高いので、
足元にはくれぐれもお気を付けください。
本日もお仕事お疲れさまでした。