野生の生き物は絶妙な本能で保たれている〜飛行練習する子カラスたち〜
こんばんは。Vinoです。
はじめましての方へ。
先日、ものすごく久しぶりに公園でランチしました。
新緑の季節は過ごしやすく気持ちが良いですね。
外で食べると、いつものご飯なのに美味しく感じられるのは不思議です。
周りに緑が沢山あるので良い気が流れているのかもしれませんね。
風が強いと葉っぱが飛んで来たり、花粉が落ちて来くるので、お弁当の中に入らないよう要注意です。
モンシロチョウや黒アゲハ蝶のカップルが仲良く飛んでいました。
そんなところに、一匹の低空飛行の黒い物体がバサバサと目の前を横切りました。
どうやらカラスの子供が飛行練習をしているようです。
最近は子カラスが多いですね。また見かけました。
飛んで来た方を見ると、反対側の同じくらいの高さのフェンスから大砲のように突っ込んで来たようでした。
そのあとを追いかけるように大きめのカラスが後を追います。
子カラスはガサっと木の茂みに突っ込み、しばらくガサゴソ音を立てていましたが、音が止んだので見に行くと親ガラスにガーガー鳴かれました。
5〜7月くらいはカラスの子育てシーズンなので、カラスが攻撃性を増しています。カラスも大事な子供を守ろうと必死なので、あまり刺激しないようにしたいです。
今度は、親ガラスが先に飛び立ち、飛び方の見本を見せていました。
そのあとを子カラスが飛ぶのですが、うまく飛べず壁に激突していました。
親ガラスはもう一度飛ぶように促していましたが、子カラスは諦めてヒョコヒョコ歩き出しました。
その後ろ姿があまりに可愛かったので、このまま地上で生活すれば良いのに、なんて思いました。
今まで、鳥は当たり前のように、すぐ飛べるものだと思っていました。
スーッと風を切るように気持ちよさそうに飛ぶので、あんなにバサバサバサバサと羽を動かしているカラスを見たことなかったです。
子カラスの羽ばたき方はニワトリが高いところから飛び降りる姿に似ています。
どうにか落ちないように羽を動かして高さを維持しようとするのですが、まだ風に乗れないようで、自分を支えるのが大変そうです。
飛行練習をする子カラスを見ていて、鳥も飛べるようになるために必死に練習していたことを初めて知りました。
人間は何か出来ないことがあってもサポート体制があるので、なんとか生きていくことは出来ます。でも、鳥は飛べなかったら鳥として生まれた使命を、全う出来なくなります。
野生の生き物は、雨が降っても突風でも自然の中で生きなければなりません。
生きる力を身につけて、自分の力で自立しようとする子カラスメンタリティは、真似したいところです。
カラスの世界は、独り立ちすると親とは違うエリアで暮らすようです。
生き残りるためには、繁殖地を広げる必要があるのでしょう。
自然は絶妙なバランスでうまくいくように、本能の中に色々仕組まれているのだなぁと思いました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!