Clos Du Val(Stags Leap District AVA)
Napaで初めてできた、アメリカとフランスのコラボワイナリーの一つ。
1972年、世界に誇れるCabernet Sauvignonを作るというスローガンのもと、John Goeletが設立したワイナリー。BordeauxからワインメーカーBernard Portetを迎え、Bordeauxワインのようなエイジングに耐ええるワインを、Napaのぶどうで作ることに焦点を当てた。
1976年に行われたThe Judgment of Parisでは、ワイナリーが出来てたった4年後でありながら8位という快挙だった。ちなみに、この時に使ったぶどうは同じStags Leap Districtにある、Steltzner Vineyardから購入したものだった。また10年後に行われたコンペでは、BordeauxのChateauを差し置いて1位を獲得した。
Vineyards
1. Hirondelle Estate Vineyard (Stags Leap DIstrict)
ワイナリーが設立された当初より所有している畑。120エーカーほどの土地に、9種のクローンのCabernet Sauvignonが植えられている。
2. State Lane Vineyard (Yountville)
17.5エーカーの畑に、Cabernet Sauvignon, Cabernet Franc, Sauvignon Blancが植えられている。
3. Riverbend Vineyard (yountville)
Napa川に沿って、100エーカーの畑を持っている。南北に細長い畑は土壌の質が変わるため、様々な種類のぶどうが育つ。Cabernet Sauvignonがメインだが、Merlot, Petit Verdot, Cabernet Franc, Malbec, Saugvignon Blanc, ViognierのBordeaux種が植えられている。
最近は、Pinot Noir, Chardonnay用に170エーカーの畑をCarnerosに購入した。ここでは、MerlotやCabernet FrancにPinot Noirの苗を接木しているものもある。
主なワイン
ほとんどが畑指定。Cabernet SauvignonはBordeauxワインを彷彿させる仕上がり。
1. Estate Cabernet Sauvignon
100% Cabernet Sauvignon.
2. Estate Three Graces
Cabernet Sauvignonメインの三種ブレンド
3. Estate Chardonnay
100% Chardonnay.