2022年秋、京都の観光客の回復はどこまで?訪日外国人観光客の姿を追う
今年6月10日と9月10日、観光庁は訪日外国人観光客の受け入れ制限を見直したガイドラインを発表しました。観光都市ともいわれる京都についても、インバウンドによる経済効果が期待されています。
私は、十代のほとんどを京都で育ちました。京都を離れたあとも年に1、2度訪れることも。
そこで、新型コロナウイルスの蔓延が起きる前と後(22年秋)で、京都市内を訪れる観光客の動向が気になっていました。
とりわけ気になっていたのは、訪日外国人観光客の客足はどこまで戻っているのかです。この度、その姿を探すべく京都市(京都駅・八坂神社・新京極商店街・四条河原町)に赴きました。
1 京都市内の観光客動向データ
京都市観光協会による8月30日発表の調査結果によれば、7月時点の日本人延べ宿泊数の2019年同月比は、コロナ禍以前からの対象施設のみで比較すると20.5%増と伝えています。一方で、訪日外国人の宿泊数はゆるやかな増加に留まっているとしています。
観光都市である京都においても、1カ月では外国人観光客の数もまだ少ないようです。
2 京都市で、最も人の集まるスポットで、観光客の姿は?
(1)京都駅にて
京都駅では、よくリュックサックやスーツケースを持った観光客を見かけます。コロナになる前までは、訪日外国人観光客のそのような姿も多く見かけることがありました。
この日、京都駅に到着し南口改札から北口のバス停につながる連絡通路まで、多くの日本人の人だかりで埋め尽くされておりました。かつての、にぎやかで笑顔であふれた京都駅の姿に戻った印象です。一方で、目を配る限り訪日外国人観光客のその姿は残念ながらありませんでした。
(2)八坂神社にて
八坂神社とは京都市東山区祇園町にある、全国約二、三百社を鎮座する八坂神社、祇園信仰神社の総本社です。八坂神社の近くには、南に歩いて15分ほどの位置に清水寺もあります。また西には、京都市最大の繁華街の四条河原町があります。
八坂神社は清水寺と四条河原町の中間に位置する場所にあり、多くの観光客が参拝に訪れる、京都でも随一の観光名所の1つです。
私は本殿で参拝をしました。帰り際に西桜門の近くで、ようやく外国人観光客グループの姿を見ることができました。観光客グループは添乗員の解説を熱心に聞き、境内に目を見張る様子でした。
(3)新京極通商店街、四条河原町にて
新京極通商店街は三条通から四条通を南北につなぐ短い通りで、飲食店やお土産屋さんなどが立ち並んでいます。コロナ前までは、ショッピングで面白いものを探し求めて、家族連れ、リュックサック姿の外国人観光客の姿をよく見かけることがありました。
しかしながら、京都で最も密集度の高いエリアにおいても、残念ながらその姿も...。
3 まとめ
日本人観光客については、修学旅行生のグループや着物を着ている若者などたいへんな人出を見かけ、回復していることが肌で感じられました。
訪日外国人観光客については、前述のデータやガイドラインの見直しがありましたが、9月時点においてもその姿をほとんど見かけることはありませんでした。
海外にいる親戚も、今年京都に旅行することを計画していたようですが、実は個人旅行ができないと分かり諦めて旅先を変えたと聞きました。
しかし、先日吉報が入りました。9月26日の松野博一官房長官が記者会見で、10月11日から水際対策をG7並みの円滑な入国が可能となるよう、さらなる緩和をすると発表しました。
FNNプライムオンライン9月26日掲載
この度の緩和報道を受けて、京都観光を待ち望む外国人の方々に、より良い旅行環境が整うことを期待したいです。
4. 余談
こちらの記事は、みんなのカレッジの初級WEBライターコースの最終課題のために執筆したものです。
これまで自分でブログ(WordPress)を運営して、独学でSEOやブログの書き方を少しづつ学んできましたが、ライターコースで学べることの中には新しいこともたくさんありました。
情報交換から添削指導、激励もいただき有意義な受講期間でした。
引き続き、次のコースでもレベルアップしていきます。
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あとタイトルにあるアイキャッチ画像の撮影場所は、出町柳近くの旧三井家下鴨別邸です。京都に訪れ、その日最初に行った場所です。
京都は十代のころ育った場所とはいえ、まだ行っていない名所もたくさんあります。旧三井家下鴨別邸は今回初めてでした。
特別公開の時のみ立ち入れる場所ではありますが、3階からは大文字山を拝むこともできるそうです。
庭から東の方角に見て、立ち並ぶ木々の隙間から大文字山の姿が見え、「3階から眺めるときには、確かに最高に絶景だ!」と思いましたね。
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