韮山
小型二輪AT→普通二輪MTに限定解除する話
仕事に行けなくなってからの備忘録
行った先アレコレ
ハンターカブ納車に向けて小型二輪免許を取得するまでの小話。これから免許を取ろうと思っている方、ともに頑張ろー!
30過ぎた女が自動車運転免許&小型二輪免許取得を目指す奮闘記録
もう履かないジーパンとか、昔乗ってたポルシェのキーホルダーとか、実家の寝室は父のもので溢れていた。薄情にも私はまだ生きている病床の父を前に、リサイクルショップに持っていくものと処分するものを脳内でふるい分けていた。 実家の車は売りに出し、乗っていた250ccスクーターも私が引き取ることになった。父のキーケースから一つ一つ鍵が消えていく。もうこれしかなくなっちゃったな、と手元に残った家の鍵を握りしめて、父はそうつぶやいていた。 春頃から父の容態は転がるように悪化していた。正
卒検の結果、無事に合格! 結局全然記録を残せなかった… 限定解除ということもあるけれど、約2週間で卒検までたどり着くことが出来た。補修祭りかと覚悟していたが、意外にもストレートで判子を貰えたのが大きい。指導員が丁寧に教えてくれたおかげで楽しく通うことも出来たし、小型二輪の時と違って不安感は少なかった。 教習所によって接遇の違いは大なり小なりある。私が以前通っていたところは威圧的な指導員が多く、技術を学ぶ上では緊張感が勝ってスムーズに走れなかった思い出がある。 あとは、カ
3月末日で私の約2ヶ月半の休職期間が終わる。その前に職場へ行って、デスクや更衣室等の身辺整理をしてきた。大量のシュレッダーゴミを出し、私はもう出勤していないのに、お供え物のように置かれていた菓子のほとんどが賞味期限を迎えていたので後ろめたさに目を瞑ってゴミ袋に入れた。職場に捨てるのは気が引けたので自宅にもちかえった。 結局休職期間に入ってから上司やデスク周りの人と顔を合わせていない。会いたくない気持ちが強いので、社会人としてどうなんだ?と思いつつも適当に選んだ安い菓子折りと簡
記録を残そうとしていたのにあっという間に卒検を日を迎えてしまう。 平日暇だったので予約をバンバン入れられたので、連日CB400に乗れるのはとても楽しかった。 足つきはよいものの重量は約200kg。ハンターカブは多分140kgくらいなので重いのなんの。2、3回目の教習まで何回かコカしている。危ないと思ったらバイクをコカして体を逃がしたので怪我はない。傷だらけのエンジンガードが先人の教習生の苦労を物語っていた。 空いている教習所だったためか教習自体は指導員とほぼマンツーマンでじっ
重い腰を上げて限定解除の申込みに行ってきた。ありがたいことに今回申込みをした教習所では四輪と二輪でコースが異なっているためか、比較的混合型の教習所よりも予約が取りやすいようだった。私が通う教習所はあらかじめネットで入校受付を済ませ、先方から指定された日に教習所へ行って実際の手続きをするという流れだった。ちなみに限定解除の料金は78100円。これは教習所によって様々だと思うけど、だいたいどこも8万前後かかると思う。 まず手続きの前にバイクのコースに案内され、教習車であるCB4
夕飯から米を抜く生活も5日目。野菜中心にタンパク質も取り入れて食事をしているが、最初は寝る前にどうしてもお腹が空いていた。ここでオニギリ食べちゃあな…と思いとどまって無理矢理寝付く。翌朝、やっぱり身体が軽い。繰り返しているうちに寝る前の空腹はたいして気にならなくなったし、あまり食べたいと思わなくなった。不思議。 朝昼は制限を設けていないが、今まで食べていたカレーやら味の濃いものを口にすると何故か塩味や甘味を強く感じてしまう。これはどういう現象?短期間しかプチダイエットしてい
実は昨年の夏、宝くじに当選していた。 ふとスマホで預金口座をチェックすると、見覚えのない桁数の金額が表示されている。 そこそこ混んでいる電車内で「え゛っ…」という声が漏れた。何かの間違いではないかと思い震える手で画面をスクロールしていくと、宝くじの表記を見つけた。 そこでふと気が付く。毎月1500円自動購入していた宝くじが、たまたま当選していたのだった。 暫くの間は、こんなことって本当にあるんだ…とあっけにとられていた。何日か経った頃にようやく冷静になった。そこそこな額の入
一ヶ月経たずして体重が増加傾向にある。 それもそう、運動する機会がぐんと減り、家にいるとどうしてもあれこれと口にしてしまうのが原因だ。 空腹を紛らわすために水を飲んだり毎日欠かさず運動をしなければ、これからトントン拍子で太っていくに違いない。休職中の人々は一体どうしてるんだろう?
もうすぐ休職してまる一ヶ月が経とうとしているので、そろそろかと思い部長にメッセージを送った。「休職延長しまーす!」という私の簡素な内容に対し、「ゆっくり過ごしてくださいね」というような温かなメッセージに少し安堵した。 思えば会社に行く朝、だりぃなとか休みて〜!ととかいう感情は誰もが経験したことがあると思う。それでも休職しようかどうかという間、その感情はもはや諦めというか、確固たる決意みたいなものになる。どうしようかな、というためらいより即座に考えるのを止め、「あ、無理」と即座
社会に出て10年の間、こんなにも虚無な長期休暇を過ごすのは初めてで、そろそろ何をしていいか分からなくなっている。もちろん生活リズムは崩れ、深夜に眠り昼過ぎに布団から這い出ることが増えた。 なるべく人と会うようにしているものの、このままではいけないと思い、仕事に関連する外部研修にいくつか申し込んだ。 実際に研修に出向いてみたら、新しい景色が見えてきた。知らなかったこと、知っているつもりでもまるで経験していなかったことを1つずつ拾っていく作業は楽しい。 今までは後回しにして
三日目の朝。 予約した心療内科に行くため早起きをする。都会の狭いビルの一角にあるクリニックは診察室や待合も簡素な作りになっていた。 簡単な心理テストを受けたあと、すぐに順番が来て診察室へ向かった。 事前に心療内科にかかることになった経緯は伝えていたので、診察はスムーズにすすんだ。 仕事に行けなくなったことや、人間関係が主な理由であることを伝えると、先生は静かにうんうんと相槌を打った。 「適応障害ですね」 よく聞く病名だ。しっくり来たし、自分でもそうだろうと思ってい
仕事を休んだ二日目の朝。清々しい気持ちで9時前に起床した。昨日昼間に二度寝してしまったため浅眠ではあるけれど、仕事にいかなくて良いと思うと気分が晴れ晴れとする。 まだ猫が私の布団で寝ている。目が合うと薄目を開けてゴロゴロと喉を鳴らしている。私が家に居て喜んでいるようだった。そう思い込みたい。 それだけで休職など屁でもないという気持ちになる。猫は偉大だ。起きてから、目星をつけていた心療内科に片っ端から電話をした。 コロナ禍以降、心療内科にかかる患者が増えたという。そのため
ある朝、目が覚めた瞬間に「あ、無理だ」と確信した。これは多分、寒さのせいでもなんでもない。鬱々とした気分がまぶたを重くさせる。 スマホのアラームを止めて布団をかぶる。トトトトとラインで適当に打った文章を上司に送り、しばらくして「了解しました」という簡潔な返信が来た。既読だけをつけてそのまま布団で2時間ほど過ごした。 8時を回った頃に一応職場に電話を入れた。私は腹痛というありきたりな理由をつけて、仕事を休んだ。電話には朝ラインで連絡を取った上司が出た。 「業務どうなってる
ハンターカブが納車されてから一年が過ぎた。 毎日のように通勤でカブに乗る私は、シフトチェンジもスムーズになり、それなりに一人で公道を走れるようになっていた。ナビさえあれば遠くまで行ける。できることが増えて自己有能感みたいなものが満たされもした。 この一年で心強い先輩ライダーと一緒にかの有名な道志みちの駅へ寄ったり、箱根に宿泊ツーリングへ出かけたり、休みの日の過ごし方はガラッと変わった。 きっと電車の方が楽だし早いけれど、カブで行けば実質の交通費は浮く。風を浴びるのがきつ
昨日の記事についてはある程度片付いたので後日足すとして。 憂さ晴らしにツーリングにでかけてみた。 小田原まで片道60キロ。1人でここまで走ったのは初めてだった。 なんだ、やればできるじゃん私。平日の空いてる国道を走りながら高揚感に浸った。 ノーウィンカーで無茶な追い越しをするバイク、後方確認せず即進路変更をする車、数々のならず者達にヒヤヒヤしつつも、楽しいツーリングだった。 ある程度車の流れに乗って走っていれば煽られることは無かった。車通りの多い国道はちんたら走ると嫌がられ
友人の働く美容院までバイクを走らせる。 自宅から30kmほど距離があり、私にとってはそこそこ遠いと感じるが、天気も良いのでヘルメットを被っていざ出発。 平日なので道路も空いていそうだ。 が、しかし。 冷感シャツの上にプロテクターと半袖を着たが、走行して数分でもう暑い。受ける風が熱くぬるぬるとしていて不快だし、エンジンの熱で足元までもが熱い。信号待ちのたびに脚をプラプラさせて熱を逃がす。 6月でこの暑さなら7月はどうなっちゃうの?井戸端会議のおばさんじみたことしか言えないが、