marcel

旅行が好きです。地中海の周りを主なテーマとしています。フランス、イタリア、スペインに行くことが多いです。アート、建築を見るのが好きです。海外サッカーを見ています。アルトサックス練習してます。

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最近の記事

読書ノート ヘーゲル哲学に学ぶ 考え抜く力

川瀬和也 光文社新書 哲学で磨けるビジネススキル  イノベーションを引き起こすためには、「アナロジー思考」が重要だとしばしば言われる。アナロジー思考とは、一見すると無関係に思えるものの間に構造的な類比関係(アナロジー)を見出す思考法のことである。この思考法によって全く新たな発想がもたらされ、イノベーションやブレイクスルーが引き起こされる。  哲学を学ぶことは、このアナロジー思考を磨くために役立つ。  考え抜くために最も重要なことは何だろうか。ーー ーーそれは、「結論が

    • 読書ノート 日本経済新聞 2022年2月8日(火曜日)朝刊 国立大入試に新教科「情報」 東京大大学院情報理工学系研究科長 須田礼仁氏

      ーー高校で情報を学ぶ意味は何でしょう。 「日本社会には情報のことは情報屋に任せればいいという意識がある。私は『情報他人事意識』と呼んでいる。会社や公共機関で役職に就いている人の多くが情報の専門教育を受けていない。情報システムをつくる際に他人任せにしてしまうので、特に組織内で使うシステムは、すごく使いづらいものができてしまい、電子化で作業効率がむしろ下がってしまう」 「情報システムはコンピューターと人間をつなぐものだということを、全ての人に知ってもらいたい。人間のために情報は

      • 読書ノート  日本経済新聞 2022年2月6日(日)朝刊 文化時評 ビッグボスが舞う日 篠山正幸

         時代が求める何か。それを解くヒントを北国に見つけた。昨夏の甲子園に出場した青森・弘前学院聖愛高だ。同校に普通の意味での監督はいない。選手が自分で作戦を考え、ノーサインで試合を進めるのだ。  なぜ、ノーサインなのか。原田一範監督(44)は指導者修行の一環で参加した経営セミナーでの一言に、ショックを受けたという。  「これからの野球型人生は要りません。求められるのはサッカー型、ラグビー型の人材です」。一球一球、監督の指示で動く人材ではなく、自分で状況を判断し、問題解決できる

        • 読書ノート  日本経済新聞 2022年2月6日(日曜日)朝刊 The STYLE

          夏の夜、セビリアの街角で  知花 くらら  時に身体は言葉よりも雄弁で、踊ることで心を伝えることもできる。考えてみれば私は、鏡の中の自分だけを見つめ、形ばかりを気にしていた。踊りたい。そう素直に思えた。大切なことは、あの夏の夜、セビリアの街角が教えてくれた。

        • 読書ノート ヘーゲル哲学に学ぶ 考え抜く力

        • 読書ノート 日本経済新聞 2022年2月8日(火曜日)朝刊 国立大入試に新教科「情報」 東京大大学院情報理工学系研究科長 須田礼仁氏

        • 読書ノート  日本経済新聞 2022年2月6日(日)朝刊 文化時評 ビッグボスが舞う日 篠山正幸

        • 読書ノート  日本経済新聞 2022年2月6日(日曜日)朝刊 The STYLE

          読書ノート  ヘルシンキ 生活の練習  林 沙羅

           私は、思いやりや根気や感受性といったものは、性格や性質だと思ってきた。けれどもそれらは、どうも子どもたちの通う保育園では、練習するべき、あるいは練習することが可能な技術だと考えられている。  これから練習の必要なスキルがあれば、それらが話題になるだけだ。それも、「できていない」「能力がない」「才能がない」と評価されるのではないし、目標達成に向けて努力しているか否かすら、おそらく問題にされていない。もっとあっさりと「ここはもうちょっと練習しましょう」と言われるだろう。  

          読書ノート  ヘルシンキ 生活の練習  林 沙羅

          読書ノート 異邦の香り ネルヴァル「東方紀行」論  野崎 歓

           若きレヴィナスが「快楽」について綴った言葉が、ネルヴァルの旅人にはふさわしい。快楽のうちには「自己放棄」、「自己自身の喪失」、「自己の外への脱出」があり、それらはすべて「快楽の本質に内包された逃走への約束を描き出すものだ*」、と哲学者は語る。あるいはまた、「快楽の生成のうちには、何かめまいを惹き起こすようなものがある。放逸あるいは弛緩が」とも述べられている。「われわれは、みずからの存在からその実態が流出してしまったかのように感じる。酩酊しているときのように、身が軽くなり、散

          読書ノート 異邦の香り ネルヴァル「東方紀行」論  野崎 歓

          読書ノート 量子で読み解く生命・宇宙・時間

          吉田伸夫  幻冬社新書 量子論によって初めて説明が可能になる物理的な効果ー「量子効果」と呼ばれるーは、物質に関わるあらゆる物理現象に見られる。物質に形や大きさがあるのも量子効果である。われわれが住んでいるのが、生命を宿し複雑精妙なできごとに満ちあふれた美しい世界であるのは、量子効果のおかげである。 いくつもの原子から構成される分子が安定な構造を維持し、複雑な反応を実現するのは、原子レベルの物理現象を支配するのが、量子論だからである。 量子論は、生物であろうとなかろうと、

          読書ノート 量子で読み解く生命・宇宙・時間

          読書ノート フランス ふらふら一人旅

          〜モネの足跡をたどる列車旅・前編〜 エッセイ漫画 列車とバスでノルマンディーを3泊4日でまわる。 ヴェトイユ ジヴェルニー ルーアン ル・アーヴル 早く海外旅行に行きたい。

          読書ノート フランス ふらふら一人旅

          サグラダファミリア

          2年前の2019年夏、バルセロナに行きました。コロナ前で、オーバーツーリズムが問題になっていました。サグラダ・ファミリアなど観光地はかなりの高額の入場料になっていました。 バルセロナは20年くらい前に行ったことがあり、今回は2度目です。サグラダファミリアはかなり建築が進みました。 iPhoneをすられるという痛い思い出の残る旅行ですが、光が美しい。

          サグラダファミリア

          どこの森でしょう?

          どこの森でしょう?

          読書ノート 「大学教授が『研究だけ』していると思ったら、大間違いだ!」 斎藤恭一

          模擬講義での高校生へのメッセージ  「大学の研究を通して学べること」 1 解答のない問題をもらえて、それに挑戦できること 2 「受信」型の人間から「発信」型の人間へと変身できること 「3つの枠を作らないで下さい」 ① 「理系と文系の枠」を作らない 多くの科目は連動してくる ② 「3教科や5教科の枠」を作らない ③ 「学ぶと遊ぶの枠」を作らない

          読書ノート 「大学教授が『研究だけ』していると思ったら、大間違いだ!」 斎藤恭一

          読書ノート 「本物の思考力」 出口治明

          勉強する以外に賢くなる方法はない  “人はなぜ、学ばなければいけないのか。その問いに対する素晴らしい答えがあります。  大佛二郎賞を受賞した名著「磁力と重力の発見」(みすず書房)の著者である、科学史家で自然哲学者の山本義隆さんは、学ぶ理由について次のように語りました。  「専門のことであろうが、専門外のことであろうが、要するに物事を自分の頭で考え、自分の言葉で自分の意見を表明できるようになるため。たったそれだけのことです。そのために勉強するのです」“ “学校教育でいちばん大

          読書ノート 「本物の思考力」 出口治明