ビレッジ(village = 村)という言葉は人のコミュニティの形を指し、また同時にガーデン(garden)も、コミュニティを構成する"場"を指す言葉だと思います。 庭という空間を通じて、そこに住まう人や集う人達が穏やかで暖かい生活を送れる、そんな空間作りをしていきたい。 そう願ったのがビレッジガーデンの始まりでした。 美しさやコミュニケーションの場、 或いは機能性、快適性等、 庭に求める「想い」は、みなさんそれぞれだと思います。 どんな生活シーンにおいても、 その空間
愛犬のハルちゃんと散歩をしながら遠くに見える富士山を眺めていると とても核心的な事にハッと気づいてしまい慌てて帰り書いている次第です。 自分の中では何となくモヤモヤとしながらも分かっていたのですが言語化出来た瞬間にその想いを肯定出来た感じです。 私の庭づくりは「作る」という事を主としていません。 作った先に何が起こるのかという事をイメージしてデザインをしているのでメンテナンスフリー、耐久性、など明らかな形容詞的表現での導入からデザインを導くことが苦手です。 もし作らなくても
毎年のように『記録的な猛暑』と伝えられていますが、今年は「本当に暑かった!!」と声を大にして、何度でも言いたくなります。 私たち外仕事の人間にとって、今年の夏は未だかつてないほどハードなものでした(ここ数年は毎年思っていますが…)。そしてそれは、樹木にとっても同じだったようです。 7月の終わりに「シダレモモから樹液が滲み出している」と連絡を受け、何かの食害だろうか?と思いながら現場へ向かいました。 原因としてまず最初に浮かんだのは、虫(コスカシバ)による食害でした。 コスカ
これまで2回にわたり とにかく楽しい気持ちでお庭造りの計画を立ててほしい という記事を書きました。 次のステップについてお話をしたいと思います。 3.手を動かしてみよう 次は方法にこだわらずに、とにかく好きな形でイメージを描いてみましょう。平面でも立面でも、パースでも構いません。 こう書くと、「絵を描くのが苦手で……」と、尻込みされてしまう方がおられるかもわかりません。大丈夫です。 まずは四角や丸、楕円など、簡単な図形で描いていくだけでも具体的なイメージが膨らんでいくと思
こんにちは。 いざお庭の工事を依頼しようとした時、誰に頼んだら良いのでしょう? 〇〇造園、△エクステリア、□□土建、或いは庭師さん等々。 「外構屋さんと造園屋さんは何が違うの?」 そう思われた事はありませんか? 呼称だけで判断するのは簡単かもしれませんがそれは語弊があると思いますので、丁寧にお話しします。 これはそれぞれが「得意な分野」を軸に施工計画を立てておられ、言い換えると自分達(主に、その会社)が提供出来る、あるいは提供し易い、技術やサービスを軸に計画を立て、看板
2.“好きなもの探し”をしてみる 「お庭が作りたい!」という気持ちがまず何より大事、という話を1では書きました。次の段階に進んでみましょう。 コンセプトや方向性があらかじめハッキリ決まっていれば良いですが、そのコンセプト自体もよくよく考え始めると 「なんだかわからないぞ??」と、ふと立ち止まってしまう事があります。 コンセプトとか予算とか細かいことはひとまず置いて、まずはとにかく、好きなお庭の画像や情報を集めてみて下さい。 いくらか集まってきたところで(スクラップブック
1.とにかく楽しむ 「お庭が作りたい!」 この想いが凄く大事! そしてこう思った時に、既にお庭作りはスタートしているのです。 お庭作りにおいて、創造的で一番楽しいこの部分を、予算やタイミングといった現実的な枷で、どうか台無しにしないで下さい。 (現実的な事は後々たっぷりと考えるとして、せめて今だけは自由な妄想を楽しみましょう!) まずは、たとえばインスタやホームページの施工例、本屋さんなどで色々な物を見て、あれやこれやと想いを募らせて下さい。 「庭が狭い」とか「お手