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CG-ARTS検定攻略記(CGエンジニア、MM)

前回の記事に引き続き資格攻略記です。CG-ARTS検定の取得方法について詳しく記事にまとめます。CG-ARTS検定は、CG関係の仕事に就きたい方やCGを扱いたい方にお勧めの資格となっています。本記事では、CG-ARTS検定の取得方法や試験に合格するためのポイントを解説します。具体的には、試験の種類や難易度、勉強のスケジュールや参考書の選び方などを紹介します。CG-ARTS検定を取得したいと考えている人にとって、必読の記事です。筆者はCGエンジニア検定エキスパート、マルチメディア検定ベーシック、マルチメディア検定エキスパートを取得しています。


1. CG-ARTS検定とは何か

CG-ARTS検定とは、CGに関するスキルがどれぐらい身についているか確かめることのできる資格で、CGクリエイター検定、CGエンジニア検定、Webデザイナー検定、画像処理エンジニア検定、マルチメディア検定の5種類あります。それぞれにベーシック、エキスパートといった受験区分が存在し、エキスパートはかなり難しい試験です。ベーシック、エキスパートで教科書が分かれています。受験料はベーシックが5600円、エキスパートが6700円で、学割は効くところもあります。試験期間は前期と後期に分かれており、前期が7月、後期が11月に開催されています。CGクリエイター検定はCG映像を作成する際に必要となる知識を問われ、CGエンジニア検定はエンジニアとしての知識を問われます。また、数学的な問題もあり、数学に少し強い必要があります。Webデザイナー検定はWebデザインに関する問題が出題されます。コンセプトデザインなどです。画像処理エンジニア検定は画像を処理するために必要な知識が問われ、フィルタリングやパターンについて理解しておく必要があります。マルチメディア検定はJ検や前の基本情報などで問われるようなハードウェア、ソフトウェア、プログラミング、セキュリティといった幅広い分野が問われます。このように、それぞれの検定で特色があります。これらのエキスパートの資格を複数取得すると、条件を満たした場合マイスターがもらえます。マイスターをもらうとカードをもらうことができます。

2. CG-ARTS検定の重要性とメリットについての説明

CG-ARTS検定を取得することによる多くのメリットがあります。
1.CGやWebデザイン、マルチメディアについての知識が身につく
2.資格として履歴書に書くことができる
3.実践でも役に立つ
CG-ARTS検定は様々な分野の検定であるため、幅広い知識を身につけることができます。その中でもCGに関する知識がかなり多く、CGエンジニアではCGに関する計算処理の知識を会得することができます。

3. CG-ARTS検定の取得方法について具体的な手順の紹介

ここからはCG-ARTS検定を取得するにあたり、おすすめの参考書や勉強方法についてもまとめていきたいと思います。

おすすめ参考書
CG-ARTS検定の公式教科書です。この教科書の中に試験で出題される分野がすべて詰まっているため、教科書で知識の習得は十分にできます。ベーシック、エキスパートそれぞれに教科書があるため自身の受験するものに準じて購入しましょう。

共通対策

共通して出題される項目に知的財産権があります。知的財産権は著作権などの法律に関するものです。著作権が出題されやすいため、著作権の対策を重点におくと良いかもしれません。

マルチメディア検定

マルチメディア検定は画像、図形に関する出題、幾何変換、知識問題やアナログ、ディジタルに関する問題が出題されます。プログラミング、データベース、セキュリティ、ネットワーク、コンピュータ内部に関して広く少し深く問われるため、対策をしっかりと行う必要があります。知識問題に関しておすすめの対策は、単語を赤シートで隠したりExcelで単語テストを作ったりし、単語を覚えるようにしましょう。また、正しいものの組み合わせ問題では、「何とか」の説明があった場合に「何とか」の説明をパソコンで打ち込んだり手で書いたりして単語と説明を複数結びつけるようにしましょう。説明を複数結びつけ、残しがないようにすることで不適切なものを答えさせる問題にも対応することができます。データベースの問題はSQL文を覚え、SQL文の通りにトレースできるようにしましょう。

CGエンジニア検定(エキスパート)

CGエンジニア検定では座標変換、知識問題、曲線問題、モデリング、レンダリング、数学、画像処理などが出題されます。対策として、座標変換は実際にBlenderやMayaなどCGソフトを扱い回転させた時にどうなるかやってみましょう。そうすることで、わかりやすく図形が読み込めるようになるかと思います。変換行列についての問題が出題される場合もあるため、行列の計算方法も覚えておくと役に立ちます。レンダリングについても実際に動かしてみることで実践的な知識としても培うことができます。数学の分野が出題されるものがありますが、これは高校のときの三角関数が重要になってきます。sin,cos,tanについて計算方法を習得しましょう。そのあとは問題文を読み、三角関数を使用することで解きやすくなると思います。画像処理に関する問題は、9マスの表の状態で画像がどうなっているかといったことをセットで暗記しましょう。CGに関する知識問題はマルチメディアと少し共通している部分もあります。そのため、単語問題を作り説明文と単語をセットで暗記しましょう。

3章まとめ

ここまで、CG-ARTS検定の攻略を載せてきましたが、実践を行うことでより試験が解きやすくなるため、ぜひBlenderやMayaなどCGソフトを扱いパラメーターや物体を動かしてみましょう。共通項目の知的財産権は体系的に覚えることを心掛けると得点源になり合格率が上がる可能性が高いです。エキスパートの試験に費やした時間は2か月程度です。そのため、1日1-2時間を2か月、つまり60時間程度の勉強時間を確保しました。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。この記事の読者様がCG-ARTS検定に合格できることを祈っております。また、ご不明な点やここは違う気がします、もっとこうしたらよくなりますなどあればお気軽にコメントお願いします。感想コメントも待っております。この記事が役に立った、よかったと思いましたらスキ機能がございます。

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