第29回日本災害医学会総会・学術集会
こんにちは!
ヴィガラクス株式会社です。
このたび、2/22~24に京都のみやこめっせで開催された第29回日本災害医学会総会・学術集会に参加してきました。
今回はその災害医学会の様子や私たちの出展について、また現場の声をお届けさせていただきます!
災害医学会について
災害医学会とは
阪神淡路大震災後の1996年に初めて開催された学術集会。
本来「学会」とは医療機関の各診療科ごとに開催されるものですが、「災害医療」をテーマに診療科の枠を超えて出展されています。
参加しているのは私たちのような医療関係の業者や医療支援団体など。
学術系の研究者の方、医療関係者の方、自衛隊、自治体、医学生さんなど多くの方がこの災害医学会を見に来られます。
開催地は全国各地で、年1回の開催となります。
(今年は京都、来年は名古屋での開催が決まっています!)
私たちの出展について
出展内容は?
私たちヴィガラクス株式会社は今回、災害医療コンテナ「エルアーク®シェルター」を出展しました。
「エルアーク®シェルター」とは耐久性・居住性に優れた建築用コンテナに、太陽光発電システムと蓄電機能を搭載した運搬・移動が可能な施設です。
送電線や電源がない場所にも即時設置することができ、自家発電により停電時にも再生可能エネルギー電気を蓄電池に蓄え、⻑期間安定した電気の供給が可能です。
防災備蓄倉庫として食料や医療資材の保管庫として力を発揮する一方、災害時の救護所や衛星インターネットシステムを使った通信拠点など多彩な顔をもち、平常時から非常時まで変わらず稼働することができます。
今回の展示ではガラス張りで中を見えやすく、さらに発電をさせた状態で展示を行いました。
エルアーク®シェルターには蓄電機能が搭載されているので、電気工事を必要とせずこのような自家発電が可能となっています。
スタッフ・展示物について
今回の出展にスタッフとして参加していただいた企業様、そして展示物をご紹介します!(敬称略・順不同)
・Visnu株式会社
AIカメラ、災害備蓄管理サブスク(VisnuBCP)を展開。
5年以上から1年以下の賞味・消費期限を5段階で区分しリスト表示することで、オンライン上で容易に状態を確認することが可能。
・ウィーメックス株式会社
リアルタイム遠隔医療システム「Teladoc HEALTH」。
今まで通りの担当医師からの診療に加えて、地域医療支援病院などの医師による遠隔地からのオンライン診療がスムーズに実施可能。
・エルメック株式会社
電力の販売。
電力を新電力に変えることで、従来よりも電気料金を下げることが可能に。コストを削減し、余剰資金をアップさせることができます。
・石黒メディカルシステム株式会社
関西で拠点を展開し、広範な医療ソリューションを行う商社。
注射針から手術ロボットまで、あらゆる医療機器を提供しています。
医療だけではなく防災関連にも力を入れており、今回の能登半島地震においても被災地に医療器資材の提供を行いました。
・日本ストライカー株式会社
電動ストレッチャーの現物展示。
体格の大きな傷病者であっても、腕力に頼らずに安全に救急車両に収容することができ、落車リスクならびに救急隊員の体の負担を低減させることが可能です。
・ヒラオカ石油
燃料配送事業。
独自の供給ネットワークで、災害時、緊急時における非常用発電設備の燃料供給不安を解消します。
ノベルティについて
今回アンケートにお答えくださった方にノベルティをご用意していました!
やまもとユミコさんが作成してくださった京都通り歩きMAPをプレゼント。
今回の会場であるみやこめっせの近辺で散策ができる京都のおすすめスポットの地図に、皆様ご好評をいただきました。
来場者アンケート結果
今回の災害医学会では、私たちヴィガラクス株式会社のブースにご来場くださった方々にアンケートを行いました。
その結果をご紹介します。
アンケート回答者属性
まずアンケート回答者属性ですが、全体の86%が医療現場関係者、続いて大学研究機関関係者(8%)、行政関係者(3%)となっています。
アンケート集計結果
アンケートの中で特に目立ったのがエルアーク®シェルターのメリットについての質問です。
「災害時にも即稼働できる機能」と答えた方が83%となり、蓄電機能を搭載していることにより災害時にも自家発電で電気の供給が可能なエルアーク®シェルターのメリットが皆様に評価されていることが伺えます。
他にも、今回ヴィガラクスと共に参加してくださったパートナー企業の商品やサービスについても高評価をいただいており、パートナー企業と連携することによりさらに様々なニーズに柔軟に対応ができるヴィガラクスにしかない強みといえます。
社員インタビュー
それでは最後に、実際に災害医学会に参加した当社社員に当日の様子などを伺ってみたいと思います。
実際に参加した社員より
日本災害医学会へは今回が初出展でした。
ドクターなどの医療機関関係者、地方自治体の方など多くの方に当ブースにお越しいただき、エルアーク®シェルターを実際に見学していただきました。
3日間で50人ほどの方々とお話しをさせていただき、エルアーク®シェルターがどのような機能を備えているのか、また実際に災害が発生した時に電気を確保し医療機能が継続できる仕組みについてお話ししました。
またブースにお越しいただいた方からは、普段直接聞く機会の少ない医療現場の生の声を聞くことができました。
特によく話したのは、実際に災害が起きた時にどのように医療を継続していくのかという問題です。
ある自治体の職員の方は、今後発生が確実とされている南海トラフ地震への対応をお話ししてくださいました。
南海トラフ発生時に津波が予想されている地域でどのように医療を継続していくことができるのか、その方法を調査するために今回の災害医学会に参加したとのことでした。
また、能登半島地震が発生したことも影響し今回参加されていた医療関係者、自治体の方の防災意識は想像以上に高かったように思います。
今回の能登半島地震でも問題になったように、電気などのライフラインが途絶えた中でも地域医療を継続していく必要があります。
その点にご不安を覚えたり、どの方法が良いか模索されている方が多かったように感じました。
エルアーク®シェルターなら増築の必要もないので、敷地が限られているクリニック様でも設置しやすく、さらに災害時に役立つ点だけではなく普段から備蓄倉庫などで活用できる点をメリットに感じられた方が多いように思いました。
その結果がアンケートにも反映されていたのではないかと思います。
そして意外に多かったのが、実際に中を見学された方からの「意外に広いね」のお言葉でした。
そうなんです!
エルアーク®シェルターは中に入ってみると意外に広く、平時でも多用途に使用できるようになっているんです。
最後に
私たちにとって、学術集会への出展は初めてのことでした。
実際の医療現場の方や自治体、自衛隊の方など現場を知っている方々と直接お話しすることで私たちとしても多くの学びがあり、またより現場に近い方にエルアーク®シェルターの実用性をお伝え出来たのではないかと思います。
国としても災害時の医療確保には力を入れており、2024年4月より改正感染症法が施行されています。
エルアーク®シェルターは今後さらに求められるものになっていくと感じています。
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