[過去記事特集まとめ] 慣用句から学ぶベトナム語
ベトナム語の慣用句は知恵の宝庫です。単なる単語や表現の学習だけでなく、慣用句のnghĩa đen(本義、文字通りの意味)と、nghĩa bóng(転義、中身の意味)の両方を考えてみましょう。
①một cây làm chẳng nên non, ba cây chụm lại nên hòn núi cao
この慣用句の文字通りの意味と、中身の意味の両方を考えてみましょう。
この慣用句は前半のmột cây làm chẳng nên nonの節だけを見ると非常に訳しにくいので、後半のba cây chụm lại nên hòn núi caoを先に見てみましょう。
ba cây chụm lại nên hòn núi caoとは
ba cây
まずba câyは「三本の木」ですね。この場合のcâyは名詞の「木」という意味で使っていますが、長い棒状のものにつく類別詞としても使えます。
類別詞の例
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・cây son 口紅
・cây nến ろうそく
・cây bút bi ボールペン
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chụm lại
chụmは「(ひとつのかたまりに)集める」という意味です。後ろのlạiはV + lạiの形で〈小さくまとめる、収縮〉を表す用法です。
nên
この場合のnênは「~になる」という動詞です。nênは理由・原因を表す接続詞の「だから、~ので」という意味だけでなく、動詞の前に置いて「~したほうがよい」という助動詞の意味もあります。
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