株価反落も注目企業の好材料相次ぐ!自社株買いと業績好調で個別株に活気
株式市場では、本日の日経平均株価が5日間続いた上昇から一転して下落に転じました。
取引終了時点では378円安の39,470円です。
前場の取引では一時601円安まで下げ幅を広げましたが、その後は徐々に持ち直す展開でした。
後場では39,400円から39,500円の範囲で推移し、比較的落ち着いた値動きでした。
週間でみると約1%の上昇で、依然として堅調な推移が続いています。
【企業の好材料が相次ぐ】
個別企業では明るい話題が続いています。
王子ホールディングスは1,000億円規模の自社株買いを発表し、株価が11.2%上昇しました。
ゲーム業界では、バンダイナムコホールディングスとKADOKAWAが新作ゲームの共同開発を発表し、それぞれ9.1%と4.1%の株価上昇を記録しています。
ネット印刷のラクスルは第1四半期の営業利益が前年同期と比べて79.7%増加し、9.7億円という好決算を発表したため、株価が20.6%も上昇しました。
【今後の見通し】
来週は日本と米国の中央銀行の動向に注目が集まります。
米国では利下げが確実視される一方、日本では12月か1月の利上げが検討されています。
為替市場では、スイスの大幅利下げを受けて円売りの動きが強まっています。
本日発表された短期経済観測調査(短観)は予想を上回る結果となり、すぐに利上げを判断できる内容ではありませんでした。
このように、市場全体は一時的な調整局面にありますが、個別企業では自社株買いや好業績など、前向きな動きが続いています。
金融政策の動向と合わせて、今後の展開が注目されます。