GPIFの運用目標引き上げで株式市場活況:日経平均、大幅高で38,500円台へ

本日の株式市場

日経平均株価は大きく上昇し、終値は38,513円と304円高で取引を終えました。

朝方は8円高の38,216円で始まりましたが、10時前には37,958円まで下げる場面がありました。

しかし、午後からは上げ幅を広げ、15時前には本日最高値となる38,552円をつけています。

上昇の背景

上昇の大きな要因は、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)に関するニュースです。

来年度から運用利回りの目標を0.2ポイント引き上げるという報道が、市場にプラスの影響を与えました。

個別銘柄の動き

本日の市場では、企業ごとに大きな値動きが見られました。

サンケン電気は300億円を上限とした自社株買いの発表を受けて15.1%高と大きく上昇しました。

一方で、資生堂は中期経営戦略の目標値引き下げが嫌気され6.6%安となり、年初来安値を更新しました。

市場の懸念材料

市場の一部では懸念材料も出ています。

ファーストリテイリングは中国での反発を受けて1.3%下落し、FPパートナーは金融庁の立ち入り検査報道でストップ安となりました。

為替市場の動向

為替市場では、フランスの政治不安を背景にユーロ安が進んでいます。

一方、ドル円相場は反発しており、GPIFのニュースも円相場に影響を与えています。

今後の見通し

今後は米国の経済指標やFRB要人の発言に注目が集まります。

ISM製造業景気指数の発表や、ニューヨーク連銀総裁の講演が予定されており、市場の方向性を左右する可能性があります。

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