メトロの案内標識による混乱
これにより、外国人観光客が既にメトロが運行しているとの誤解が発生し、観光客の混乱を招いています。
市民からの改善提案
混乱を防ぐため、メトロの運行開始までは案内標識を覆いで隠すことが提案されています。
また、標識には駅名と距離を明記し、世界の主要都市のように駅の外には観光スポットや商業施設への案内地図を設置すれば、利用者の利便性が高まると提案されています。
具体的な混乱の事例と国際比較
ある外国人家族が案内標識を頼りに駅を探し回ったものの見つけられず、地元の人々から説明を受けた後、失望して立ち去るという事例が報告されています。
また、ニャット・グエンさんは、シンガポール、シドニー、バンコクなどの都市では、利用者の利便性を考慮し、メトロチケットに加えてクレジットカードでの支払いにも対応していると指摘しています。
ホーチミン市メトロ1号線の概要
ホーチミン市の第1メトロ路線は、総事業費437,000億ドン（約18億米ドル）の大規模プロジェクトです。
ベンタイン市場からスオイティエン・テーマパークまで、総延長19.7キロメートルを結び、2.6キロメートルが地下区間、17.1キロメートルが高架区間です。
路線には地下駅3駅と高架駅11駅が設置され、日本製の列車17編成が導入される予定です。
各編成は長さ61.5メートルで、最大930人の乗客の輸送が可能です。
市当局の決定により、メトロの開通は2024年12月の予定です。
行政の対応
この問題に対し、ホーチミン市都市鉄道管理局は、案内標識の設置は市初のメトロ路線開通に向けた準備段階の一環であると説明しています。
しかし、この説明だけでは観光客の混乱を防ぐための具体的な対策としては不十分です。
親切な準備という概念が抜け落ちている国であると世界中にアピールしたようなものです。
https://tuoitrenews.vn/news/society/20241028/ho-chi-minh-city-plants-metro-station-signage-misleading-foreigners-about-metro-line-operation/82636.html?utm_source=ASIA+GATE+VIETNAM&utm_campaign=ec094fa2e2-EMAIL_CAMPAIGN_2024_10_28_10_10&utm_medium=email&utm_term=0_-ec094fa2e2-%5BLIST_EMAIL_ID%5D