Zalo運営会社VNG｜本社が警察から捜査理由未発表のままCEOが交代

2024年9月22日 14:00

ベトナムのテック企業VNGが警察の家宅捜索を受け、捜査が続く中でも通常業務を継続。捜査の詳細は未公表。

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9月6日、チャットアプリ「Zalo」などを運営するVNGの本社が警察の家宅捜索を受けました。VNGはベトナムで有望なスタートアップのひとつで、この捜査は「予期せぬ調査」でした。捜査は継続中ですが、VNGは全面的に捜査に協力し、通常通りの業務を続けています。

捜査の理由は現時点で未発表。警察からのコメントには回答がありません。事情に詳しい人物(?)によると、今回の捜査はVNGに加えて、関連企業であるZion JSC、Thanh Son Communication Coも含まれているとのことです。

VNGは9月7日にケリー・ウォン氏を暫定でゼネラルマネージャーに任命したと発表しました。ただ、創業者のレ・ホン・ミン氏の後任かどうかは明言していません。

VNGは2004年に設立、ベトナム初のユニコーン企業（評価額10億ドル以上のスタートアップ）です。オンラインゲーム、決済サービス、クラウドサービス、ベトナム国内で最も人気のあるメッセージアプリ「Zalo」を提供しています。

今年上半期、VNGの収益は前年同期比30.3％増加し、4.3兆ドン（約1億7000万ドル）を達成。また、同期間の純損失は51％減少し、585.8億ドンでした。日本でいう「LINE」の地位を獲得しています。

ベトナムでは前提として「社会主義（風）」の文化が残っています。利益を上げている企業の社長が納税のタイミングで、税務局へ行く用のバイクを持っているというウソのような話もあります。

日本でいう「けしからん罪」がVNGのレ・ホン・ミンCEOに適用されたと考える見方もあります。

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