[ベトナム309日目]ベトナムでのワクチンパスポートは急に始めて急に終わる試験運用と観光地と海の汚染
IATAトラベルパス
ハノイ・ノイバイ国際空港〜東京・成田国際空港間でワクチンパスポートとして、IATA主体の「IATAトラベルパス」の試験運用を開始しました。
「IATAトラベルパス」は世界70の航空会社が適用しています。
乗客は出発の3日前にアプリをダウンロードして、顔写真やパスポート情報などを登録したデジタルプロファイルを作成した上で、フライト情報の登録をする必要があります。
でもですよ、当局からの要請で「書類の提出が必要」とのことです。
これが、よくわかりません。
フーコックも急に開始を発表し、短期間
フーコックは、キエンザン省(気円斬じゃないです。)フーコック市にある離島です。
フーコック島は人口146,000人の島です。
場所はカンボジアですが、ポルポト政権以降、戦争によってベトナムの島となっています。
戦争時の刑務所跡地も観光地として残っていますし、国防を祈祷するための寺などもあります。
ニョクマム(Nước Mắm、ヌォックマムだと思う)の産地として有名で、湖沼や、プルーンみたいな果物でできたワインの産地でもあります。
インスタ映え用の観光ビーチなどもあり、観光資源を中心としているキエンザン省の観光の中心地です。
フーコックでは、2021年の6月ごろに、7月を期限にワクチンパスポートを試行するというニュースが流れていました。
それが、ホーチミンの感染者拡大に伴い、ワクチンが南部へ急速に流れ、ワクチンの確保がむずかしくなったのか、6~9月に島民の7割に接種すると発表しています。
いままでは、急に初めて短期間というのがベトナムの特徴ですが、今回は6ヵ月の期間です。
10月~22年6月にかけて実施するとのことで、最初の3ヶ月間はチャーター便で2,000~3,000人/月を受け入れ、限られた場所のみを開放するとのこと。
次に5,000~10,000人/月を受け入れ、解放範囲を拡げる計画とのこと。
フーコックの海は終わりかけている
開発が進むにつれ、巨大観光施設(ビンパール)周辺の海は汚いです。
ベトナムではごみは海に流します。
観光地として開発される=海が汚い
ということです。
ここは両立できませんし、できる未来がありません。
海にゴミを捨てると海が汚れるから、長期的に見て観光客が減るから損という概念はありません。
観光客が減ったら廃れるから仕方ない。という考えが国民性です。
当然ですが、ゴミを捨てたら海が汚れることは理解できています。
ただ、それに関わる費用を上層部は出しませんし、現場の担当者にも関係がないことのようです。
いつか、後悔を理解できる日が来るのでしょうか。既存の海は今からでは守れないことに悔しさを感じます。
ワクチン接種は「文化スポーツ観光省」
島民に対するワクチン接種の発表は「文化スポーツ観光省」からの発表です。
ファム・ミン・チン首相は文化スポーツ観光省とキエンザン省当局に対して、海外からフーコック島への観光客受け入れ再開計画案を作成し、7月中に首相に報告するよう指示しています。
https://www.viet-jo.com/news/tourism/210713202909.html