[ベトナム1031日目] ベトナム語の「起きる」と「起こして」から学ぶ文法感
こんにちは。この記事を開いたということは、少なくともベトナム語には興味がある方で、中にはベトナム語の学習者もいらっしゃるかと思います。
今回は、「起きる」と「起こして」の微妙な差からベトナム語の知識を深めようというわけです。教科書や仰々しい記事を読みたくない方にはオススメです。
7時に起こしてください。
すべてはここから始まりました。
私の学習のお供「Mondly」が問題として出してきたものです。
パッと見て、「thức dậy」が「起きる」という動詞であるため、意味は分かります。当然、回答としても正解しました。
ここで疑問が生じます。
thức tôi đậy?
ベトナム語では、この単語もこの単語もこの表現も同じ意味で使われます。というケースが多々あります。
また、このケースにしか使わないよというのもあります。
例えば、「Tôi thức rồi.」「Tôi dậy rồi.」「Tôi thức dậy rồi.」でも通じています。ただ、「Tôi thức rồi.」は違和感があるそうで、「Dậy đi.(起きて。)」と言われることはあります。
このケースにしか使わないよーという単語で思い浮かぶのは「hay」です。意味としては3つ。「面白い、良い」「よく~する」「または」の3つです。「面白い」を意味する「thú vị」は「興味深い」方の面白いで、「hay」は「良かった」の方の面白いです。
そのため、「Bạn hát thú vị」はどのように面白いのは不明で、「Bạn hát hay」は歌うっまの方の面白いです。そんな前提でいきます。
今回は、単語と単語に挟まって、「đánh」と組み合わせ使役表現を作っているところが「thú vị」で「hay」なのです!!
Xin đánh thức tôi dậy lúc bảy rưỡi.の楽しみ方
ちなみにアプリは「7」を「bẩy」と表示していますが、「7」は「bảy」です。ですので、見出しにも「bảy」と書きます。
今回の文章から学べることは、2単語で1つの動詞を形成する場合、間に挟まることで1つの動詞を表現する場合があり、それは日常的に使われているということです。
次の2つの画像を見てください。上の文章はネイティブの人の「旅行から帰ってきたばかりです」で、下の文章は私(わたくし)の「旅行から帰ってきたばかりです」です。
発音の問題もあり、この辺りの表現のブレによって上手いこと相手に伝わらなかったケースです。ポイントなのは、「đi về(帰る)」と「đi du lịch(旅行にいく)」が良い感じで絡んでいることです。
このケースでは、「vừa」が「たった今」というニュアンスが強いことがポイントでした。
起こしてのケースでは、「Xin đánh tôi dậy.」でも「起こして」を意味するということです。なんとなくわかっていただけますか?
đánh (叩く)tôi (わたし)dậy (起きる)という感じです。英語の第4文型に近いですね。
さいごに
とりとめのない文章でベトナム語の文法感の理解を深めるためのメモを書いてみました。指摘があれば、根拠と一緒に教えてください。各地方の方々が各々におっしゃる「正しい」は不要なので、よろしくお願いいたします。
ではまた。
ありがとうございました。