ベトナムの巨大企業:マサングループを解説!
はじめに
マサングループ(Masan Group)はベトナム最大級のコングロマリットとして知られている。日本では会社名はわからなくとも「CHIN‐SU(チンスー)」というチリソースなら見たことはあるのではないだろうか。今回はマサングループを簡単に解説していく。
創業から巨大企業
創業者であるNgueyen Thanh Quang氏が留学先のロシアにてインスタントヌードルの販売を開始した。これが現地のロシア人やベトナム人から人気を得て、順調に売り上げを伸ばした。2001年にはチリソースやヌクマムの製造販売も開始。その後、会社は現在の巨大企業にまで拡大していった。
業務内容
飲食料品部門から始まったマサングループも、現在では食肉・鉱業・リテールなど幅広く行いる。2020年にスーパーマーケットチェーンの「ビンマート」を買収した。それによりマサングループの売り上げの中では最大の38%を占めるリテール部門(小売り)が始まるのであった。
また、割合としては10%であるが鉱業という部門も2020年に建てられた。
ビンマート買収から
上記で述べたスーパーマーケットチェーンのビンマートを買収したことは、売上アップに大きく貢献した。買収前と後では売り上げが2倍も差ができている。ただ、純利益率は同年比で80%ほど減少した。この原因としてはビンマート単体での赤字を含む経営難にあった。マサングループによる改革が今後の利益率を変化させることだろう。
今後のマサングループ
マサングループは豚の飼育農場を持っており、自社で飼育、加工を行うことが可能であった。それに加え、ビンマート買収により自社による販売し消費者に届くまでの一貫した6次産業の経路を構築した。ビンマートは全国に2600店舗あるため、今後のマサングループはさらに発展することだろう。
最後に
今回はマサングループについて簡単に解説した。
詳しくは以下の記事を参考にしていただきたい。
マサングループの企業分析:ベトナム大手コングロマリット企業 | VietBiz(ベトビズ)