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ベトナムに輸出可能な果物と注意点!
はじめに
近年、スーパーにてベトナム産の果物を多く見るようになってきた。その一方でベトナムは日本産の果物が徐々に人気になってきている。今回はベトナムに輸出できる果物とその条件について解説する。
輸出可能な果物
ベトナムに輸出できる果物は以下の3種類である。
1、リンゴ
2、日本ナシ
3、温州ミカン
それぞれの解説をする
リンゴ
リンゴの輸出は2015年9月に解禁となった。これは日本からベトナムに輸出できる初めての果物であった。解禁当初は収穫まで袋がけを行うなどの植物検疫条件が課されていたただ、2019年12月にはその条件は免除され、低温処理という条件が加わった。
自国でもリンゴを生産しているものの、甘さや大きさが日本のリンゴには劣ってしまう。日本のリンゴは大きて甘いことから、贈答用として需要がある。また、価格は自国の果物と比べても高く設定されている。しかし、富裕層を中心に人気が高くなっている。また、日本産のリンゴをベトナムに輸出する際の関税が0%のため今後もさらに増えてくることが予想される。
日本ナシ
2017年1月に輸出が解禁された。条件としては害虫防止のために低温処理や防除措置、袋掛けのどれかが求められている。ベトナムにおいてナシはほとんど輸入に頼っている状態である。特に中国産の梨は安く、ローカルな市場でよく売られている。
温州ミカン
2021年10月に解禁された。条件は生産場所でのミカンバエ未発生が確認されたかどうかである。温州ミカンは台湾や中国に輸出されることが多いが、これからはベトナムが増えてくると思われる。
ベトナムにも温州ミカンに酷似じたマンダリンオレンジが生産されているいたり、緑色のオレンジが栽培されていたりと柑橘系の受けは良好だと思われる。
輸出できない果物
現在、上記の果物以外の品目はベトナムへの輸出ができない。これについては今後の農林水産省とベトナム当局との交渉によって増えるかもしれない。
最後に
今回はベトナムに輸出可能な果物について解説してきた。
詳しくは以下の記事を参考にしていただきたい。
【2021年版】ベトナムへの果物輸出:輸出可能な品目と手続 | VietBiz(ベトビズ)