必死さが上達への早道
語学って必死さがものをいう。
私が英文法が身についた、という実感を持てたのは大学受験。
浪人して跡がなかった。
もはやどこから手をつけて良いかもわからなかった英文法。
中学英語からやり直した。毎日必死で勉強していくうちに
英訳にはまった。英語を読み解くのが面白くなっていった。
おかげで偏差値は20近く上昇。
が、大学を卒業する頃にはすっかり知識は抜け落ち、
勉強したこともあったよね。文法も単語も忘れちゃった!って状態になっていた。
そんな私が英会話をせざるを得ない状況に追い込まれた。
職場のニュージーランド人が帰国することになり、パーティーに招待された。
が、そのホームパーティーには日本人は私だけ。
あとは、全て異国の人。日本語が話せないわけではないけれど、英語の方が話が弾むわけで…
乾杯グラスをグイッとあけ、あとは勢いに任せて、知ってる単語となんとなくの文法フレーズで…乗り切っていたらしい。酒の力恐るべし。
めちゃくちゃな英語でも、互いに聞こうという気があれば通じる。
そんなことを実感し、外国語でのコミュニケーションに興味を持つようになった。
ちなみに、私が初めてベトナム語会話を成立させたのは
大嫌いなゴキ○リが皿洗い中に現れた時。
助けを呼びたくて
「おかーさーん!!!ゴキ○リが出た!!!」
というのを必死で叫んだ。
ベトナム人のお母さんは、気がついて無事ゴキ○リを退治してくれたが、
それ以上に今までしゃべらなかった(というか、しゃべれなかったんだけど)子がしゃべった!と大喜びしてくれた。
死ぬ気になれば、外国語会話はできるようになる、というお話。