ワンオペが不幸だなんて誰が決めた
まだ、ワンオペという言葉がない時代に、私は、子育てができて、よかったのかも。と思うその理由を書いてみようと思います。
あなたは船乗り?
遠距離恋愛ののち結婚した私は、結婚してもまさかの遠距離!
単身赴任でもないのに、遠距離って・・・
国内外問わず、仕事で忙しかった夫は、ひどい時は、月に2度くらいしか帰ってこない人でした。
結婚を機に仕事をやめ、見知らぬ土地での生活が始まった私は、友達もいなくて、仕事もなく。
自主的に、、自宅軟禁生活をしていました。
正直、狂ってしまいそうでした。
下手すると、一日、一言も喋ってない・・・・
ならない電話に出て、●●会社です(前職)と言って自分の声を確かめるほど・・・
病まない方がおかしい
出産しても孤独は続く
そんな生活を2年続けました。2年の間に、アルバイトもしたし、スポーツクラブにも通いましたが、友人と呼べる人はできず・・・
相変わらず、孤独で。
そんな私が初めて友人と呼べる人ができたのは、妊娠後、、マタニティスイミングに通い出してから。
同じ週数。同じ月に出産。同じスイミング。
共通点が多いほど、打ち解けます。
でも、産後すぐ、体は思うように動きません。
自分自身の産後プチ鬱。
生後2ヶ月で言い渡される、息子の手術・・・
眠れない日々。
そんな中でも、一人で育児をしないといけませんでした。
話を聞いてくれる人がいないことは、(あの時はまだ携帯もなかった)
寂しくて、実家にも頼りましたが、
精神的に一番きつかったのは、夫がいる時でした。
(夫のためにいっておきますが、とてもやさしくて協力的な人です。)
期待をすると勝手に傷つく
夫がいるなら、あれもこれもできる、やってもらえるな。
あんなこと、こんなこと話したい!
と思っても、またすぐに出張へ。
自分が思っていたことの半分もできないと、
一人で頑張っていた時より、精神的につらくなってしまっていました。
育児には共感力が必要
育児って答えがない。
何やっても、これでよかったのか?不安がつきまとう。
そんな時、夫に相談したところで、育児やってないから、むかつく答えしか返ってこないんです。
そんな時は、マタニティスイミングで出会ったママ友。両親学級であったママ友と会って話す方がずっと、気持ちが晴れていました。
間違っていても、正解でも、特に産後ママは共感してほしいのです。
そのうち、
共感を期待するのはパパである必要はない!誰でもいいんだ!
ということに気づいたんです。
期待を手放す
いいのか悪いのか、その頃から、夫に期待することをキッパリやめました。
夫が帰ってきても出張に行っても、私の精神的なジェットコースターがなくなり、
友人は増えていき、公共の場へどんどん出ていくようになりました。
きっと、実家が近くて、親に頼れていたら。
夫が定時で帰ってくる人だったら。
私は今、産前産後支援事業などやっていないでしょうね。
そして、精神的自立をすることができたのは、今の私にとって、とても生きやすくなってるのですから、何がいいかはわからないですね。
言葉に頼ってしまう
あの頃、(25年前)ワンオペという言葉があったら、私はものすごく夫を責めていたかもしれない。(いや、責めもしたけどね・・・)
あの時、仕方ないよね。とある意味諦めていたから、とても楽になれていたのだな〜と思うんです。
もちろん、日本の社会問題であるし、改善していかないといけない問題で、男性の育児参加を私は産前産後支援の中で訴えている立場なのだけれど・・・
それは、母親が負担だからという理由ではなく。
夫も、自分の子供の成長を、毎日みたかっただろうな〜と思うからです。
産後・ママとパパの気持ちの差があるのは当たり前
産後クライシスという言葉も出たりしましたが、出るホルモンも違うし、経験の差もあるのだから、
気持ちに差が出るのは、当たり前のこと。
元々、男女。というだけで、人はわかり合えないんですから。
わかり合おうとする気持ちが愛ならば、お互いに言葉で伝えていかないとね。
他人に介入してもらう能力
今後大事になるのは、他人に頼る
ということだと感じています。
男性の育児休暇・産後休業も進み、コロナ禍も相まって、育児はどんどん極核家族化してきています。
自分の家のことしか知らずに、子供たちは大きくなっていくということになるんです。
私は、子供が3歳までに、たくさんの人の価値観を知ってほしいと、いろんな人に預けたし。預かってもきました。(仕事もしていたので)
お互い様のこともあれば、お金を支払ってシッターさんに頼むことも多かった。
子育て支援講座をしても、子供の能力は計り知れないのに、先に親が止める場面が多くて、経験値を親が奪ってしまう。
勿体無いな〜と思います。
まずは、親が他人を頼ること。
人に頼るとは、信頼がないとできませんよね。
育児期間とは、親自身が他人と信頼関係を築くとき。
そのコミュニケーションを子供は見ていますから。
たった一人でなんてもちろんですが、夫婦だけで育児はしないことをお勧めします。
思い切って、信頼できる他人を頼ってみましょう!
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