嫌いな街の好きな場所
良く行く街の知らない道を歩いた
この街の事、大体は知ってると思ってたのに
初めて見るお店ばっかりで
1人だったら知れなかった場所を
君と知れた事が嬉しかった
猫が居るカフェに行った
私の秘密基地みたいな場所
あの街で1番安全な場所
行くたびにおすすめの紅茶を飲むんだけど
それは可愛い猫のティーポットに入ってくる
暑かったから初めてアイスで頼んだら
可愛いティーポットでは出てこなくて
だいぶ悲しくなった
初めてお客さんが居るのをみた
少し嬉しくなった
猫達は1匹も降りてこなかったけど
また今度行ったら会えるかもしれない
老後は猫5匹居る喫茶店開こうね
19時に閉めてその後はゆっくり過ごす
むず痒ゆさを持ちながら
2人とも知っていた映画に出てきた
古本屋さんに行った
初めて古本屋さんに入った
なかなかキュンとする本が見つからなくて
何冊か積まれた新品の本に興味が出て
欲しくなったけど
古本屋で新品の本を買うのかこいつ!って
店員さんに思われたくないから辞めた
私がいつも行く裏道に行った
何日か一緒に居ても、離れる時間が近づく度に険しくなっていく君の顔を見て愛しく思った
帰りは遠回りしようとしたら
行き止まりばっかりで
9¾番線!って言ってフェンスに激突してるのがお馬鹿でよかった ハリーポッター知らない癖に
遠回りに遠回りを重ねたら
隣の駅まで歩いていたけど
時間はあっという間だった
人混みに戻ればバイバイする時だ
寂しいより楽しかったが勝った
誰が使うんだよっていうコインランドリーも
友人の結婚祝いの為にお休みしてるお店も
お腹が空いてたら絶対入ってた餃子屋も
新しく私に教えてくれて、見つけさせてくれた
沢山のもの知っていけて、見つけられたらいいね
君が私のペースを受け入れてくれるから
これから先も楽しい気がする
あまりに大切にしてもらうのは
その価値に私が見合わないと思ってしまうから少し不安に思っているけど
私が言った否定は全部肯定に変えてくれるらしい、強いなあ
勝てるように頑張ります
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