#5 ジャンポール・ベルモンドの生きざま・人生を語るフランス語
stand.fmで紹介した言葉と収録内容の概要です。
音声はこちらからどうぞ。
https://stand.fm/channels/5fafb858c646546590cea001
YouTubeでもお聞きいただけます。
https://studio.youtube.com/video/IAchdlDHqb4/edit
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Tous les messages de Jean-Paul étaient des messages de joie, il avait un sourire qui méritait tous les discours de la terre.
C’est vrai que quand on tournait avec lui, il arrivait à casser tous les clichés.
Tous les clichés de la vie, il les a cassés.
ジャン・ポールのすべてのメッセージは、喜びのメッセージだった。
彼の微笑みは、地球上のすべてのスピーチに匹敵するものだった。
撮影をしているとき、彼は型にはまった表現や考えをすべて打ち砕くことができた。人生のすべての紋切り型を、彼は壊した。
Il faisait plein de cadeaux. Il était dans la vie, il aimait la vie, il savait la faire aimer à ceux qui regardaient ses films.
彼はたくさんのギフトをくれた。彼は人生と向き合い、人生を愛し、彼の映画を観ている人たちが人生を愛するように、できる人だった
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一昨日の朝、フランスのニュースを見ていたときに聞いた言葉です。
ご存じの方も多いと思いますが、俳優のJPベルモンドが、88歳で亡くなりました。フランスではニュースで大きく取り上げられています。
ニュースの中で、映画監督クロード・ルルーシュがインタビューされていて、ベルモンドについて語った言葉です。
クロード・ルルーシュは、映画「男と女」で有名ですが、ベルモンドとも4本かの映画を撮っています。
私自身、ベルモンドは、ゴダールの「勝手にしやがれ」「気狂いピエロ」を見て、有名な、フランスを代表する俳優の一人、という認識ぐらいで、特にファンではありませんでした。
それが、昨年の年末、ベルモンド特集が開催された時に観た映画がきっかけで、一気にファンになりました。
クロード・ルルーシュ監督のインタビューのビデオは下記からご覧いただけます。(ニュースのアーカイブなので、視聴期間は短いと思います。)
https://www.francetvinfo.fr/culture/cinema/jean-paul-belmondo/mort-de-jean-paul-belmondo-le-realisateur-claude-lelouch-lui-rend-hommage_4762249.html
ベルモンドのファンになったきっかけの映画は、昨年のベルモンド特集で日本初公開だった「Le Professionnel 」です。
ストーリーもよかったのですが、映画音楽もとても好きです。
「ニューシネマパラダイス」の音楽も手掛けた、エンリオ・モリコーネが作った曲ですが、ベルモンド自身が選んだそうです。
映画音楽と映画のシーンのコラージュが一緒になったビデオを見つけました。
また、クロード・ルルーシュが監督、ベルモンドが主演した映画、
「Un homme qui me plaît」
こちらの映画音楽はフランシス・レイが担当しています。
こちらも大好きなので、シェアさせていただきますね。
この記事についての音声配信は、stand.fmでお聞きいただけます。
https://stand.fm/channels/5fafb858c646546590cea001
<後日談>
この記事をアップした翌日、9月9日にベルモンドの国葬が、パリのアンヴァリッドで行われました。その時に演奏されたのが、「Le Professionnel 」の映画音楽でした。