天体望遠鏡にエクステンダーを使ってみた。
エクステンダー(CQ1.7)について
昨年の11月下旬に、FS-60CB・FC-76DCU用のエクステンダー(CQ1.7)を手に入れてましたが、放置されていまして、本日やっと使ってみました。
エクステンダーを使用(✳︎1)することにより、望遠鏡の焦点距離を長くすることができ、結果、倍率(✳︎2)が大きくなります。
また、望遠鏡の焦点距離が長くなるので、天体望遠鏡を覗いた明るさ(✳︎3)は、暗くなります。
✳︎1 天体望遠鏡の対物レンズとアイピース(又はカメラ)の間に装着。
エクステンダー CQ1.7は、焦点距離が約1.7倍になります。
✳︎2 天体望遠鏡を覗いた倍率は、次の式より、アイピースの焦点距離が同じなら、天体望遠鏡の焦点距離が長くなれば、倍率も大きくなります。
天体望遠鏡を覗いた時の倍率
= 天体望遠鏡の対物レンズの焦点距離 ÷ アイピースの焦点距離
✳︎3 天体望遠鏡を覗いた明るさはF値で表し、F値が小さいほど明るいです。
次の式により、対物レンズの大きさ(有効径)が同じなら、天体望遠鏡の焦点距離が長くなれば、F値が大きくなり、暗くなります。
F値 = 天体望遠鏡の対物レンズの焦点距離 ÷ 対物レンズの有効径
比 較
今回は、いつも使用しているC-76DCU(屈折望遠鏡) + EOS 6D(一眼デジタルカメラ)の機材構成で、三日月を撮影して、エクステンダーあり、なしの大きさを比べてみました。
・エクステンダーなし
この機材構成では、画角に対して、月が小さいですね。
・エクステンダーあり
当然ですが、月が大きく写りました。
画角に対して、月の大きさは、ちょうど良い感じでしょうか。
(ピントが少しあまいのは、ご愛嬌で…。)
エクステンダーの装着状況
・エクステンダーなし
エクステンダーなしの写真です。
・エクステンダーあり
エクステンダーありの写真です。
エクステンダーを天体望遠鏡の対物レンズとアイピース(写真ではカメラ)の間に装着するため、鏡筒が長くなります。
なお、比べていた時の時間が、18時頃で、空が暗くなる時間帯でしたので、同じ条件による明るさの比較はできませんでした。
あらためて、確認したいと思います。
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