丹野智文「認知症の私からみえる社会」
映画「オレンジ・ランプ」の主人公のモデルになった丹野智文さんの本。
「認知症になったからと周囲から勝手な気遣いをされ逆効果だった」
というエピソードが次から次へと出てくるのだが、すべて既視感があった。
これは、子どものころ、親にされたことだったのだ。
自分の意思とは関係なく、「あなたのためを思って」という一言ですべてが正当化され、いやだと言うと反抗的だといわれ、人生の節目で何も選択させてもらえなかった不幸。それは、どこでも起こりえることだったのだ。
映画「オレンジ・ランプ」の主人公のモデルになった丹野智文さんの本。
「認知症になったからと周囲から勝手な気遣いをされ逆効果だった」
というエピソードが次から次へと出てくるのだが、すべて既視感があった。
これは、子どものころ、親にされたことだったのだ。
自分の意思とは関係なく、「あなたのためを思って」という一言ですべてが正当化され、いやだと言うと反抗的だといわれ、人生の節目で何も選択させてもらえなかった不幸。それは、どこでも起こりえることだったのだ。