わたしが作りたい献立シートとは
おはようございます、ビッケです。
今日は大晦日。
家族でわたしの実家に帰ってきています。
実家では、父と母が二人で台所に立って、日々のご飯を作るのが日課。
父が定年を迎えてからは、それが日常の光景になりました。
さて、今日も前回、前々回と書いてきたわたしが今作っているオリジナルの「献立シート」の続きの話です。
「献立シート」がどんなものなのかという話には、なかなか行きつかず、ヤキモキさせていたら申し訳ないのですが、そこに至るまでの経緯を、どうか今日も読み進めてもらえると嬉しいです。
今までの献立の書き方と買い出しメモ
前々回は、1週間のまとめ買いをするようになった経緯、そして前回は、その買い出しの前に、あらかじめ献立を立てるようになったという話をしました。
子育て期の一番忙しい時期のことなので、ほとんどうろ覚えですが、最初は1週間の献立をホワイトボードに書いて、そして必要な食材をメモに書いて、それを持って買い物に行っていた気がします。
でも、せっかく書いたメモを持って行くのを忘れるとか、失くしてしまうとか、そういうことがよくあって、そのうちスマホのメモ機能を使って必要な食材を書き留めておくようになりました。
スマホのメモ欄に、スーパーで買い周りする順番(野菜→魚→肉→乳製品など)で入力しておいたり、買ったらチェックを入れる機能を使ったり、専用アプリのようなものを使っていた時期もあったかもしれません。とにかく色々工夫をして、買い出しが楽になるように考えました。
スーパーに行くと、よく他の人がメモを片手にお買い物をしている姿や、スマホでチェックしながら買い物をしている人を見かけますよね。
わたしも、ずっとそんな感じでした。
なんと、4年前に音声配信を始めた頃に、こんな配信を残していました。
懐かしい笑!良かったら聴いてみてください。聞き返してみたら、リアルに自分の献立の立て方や、なぜそうしているのか、理由をお話しています。(そういえば、LINEの自分専用トークルームを使って買い物メモを入れていました。本当にすごく考えてる!)
献立を書き残す楽しさに気付いた
その後、今から約3年前、お気に入りの手帳に出会い、書くことが楽しくなってきたわたしは、ホワイトボードに書いた献立を、手帳にも書き残しておくようになりました。
ウィークリーページの下の方に書いてみたり、マンスリーページの予定の下に書いてみたり。
書いていくのは楽しいけれど、見返したときに、献立は献立だけの方がやっぱり見やすいなぁと思ったわたしは、次に献立専用のノートを使い始めることにしました。
献立専用ノートは、ウィークリーではなく、マンスリータイプがよかった
色々検討した結果、無印良品の日付が自分で書き込めるタイプのマンスリーノートに決定。(スタート時期が7月で中途半端だったので、日付フリーしか手に入らなかった。現在は、日曜日始まりのA6サイズのマンスリー手帳を使っています。リンク参照)
これを、冷蔵庫のドアにマグネットクリップで挟んで貼っておくことにしたのです。これが、長年続けてきたホワイトボードからの卒業でした。笑
▶︎2024年に使っていた日曜始まり
マンスリー手帳(A6サイズ)
この時すでに、ウィークリーノートではなく、マンスリーノートにこだわったのには理由があります。
それまで書き留めてきた手帳を見返した時、1週間毎より1ヶ月毎の方が、断然過去の献立を把握しやすく、
そして何より、献立の中から移りゆく季節感を感じられたからです。
例えば、9月。初秋。
戻りカツオが出回り始めると、カツオのパン粉焼きが食べたくなる。そろそろスーパーには、秋刀魚も並ぶ頃かな?とか…
1週間で考えるより、1ヶ月単位で考えていった方が、食べたい食材がどんどんと浮かんでくることが分かったのです。
そうすると、献立を立てることが、俄然楽しくなってきました。
その月に食べたいものが色々と出てくるので、それを、その月のページのフリースペースにあらかじめ書き留めておき、あとは、毎週の献立を立てるときにそこからピックアップしていく。
忙しくて思うように書き出しておいたものが作れない日もあるけれど、「この日なら仕事が休みだからお料理と向き合う時間が作れそう!」とか、「今年も筍ご飯作るぞ!」とか、「秋刀魚を食べるぞ!」とか、お料理に対する気持ちもどんどんポジティブになっていきました。
今、こうして書いていて思います。
過去のわたしは子育てに必死で、大好きなお料理にかけられる時間が段々と取れなくなり、手間のかかる料理は赤ちゃんがいるとできない。
でも、それを誰にも言えないから、諦めるしかない。
買ってきてすぐに食べられるもの、そこには季節感はほとんどなくて。そんな、ご飯作りをしていた日々が、すごく苦しかったんだと思います。
少しでもいいから、自分を満たしたい。スーパーで食材を見て、手にとって買い物をする、日々の献立と向き合うことで季節を感じる。
そういった、毎日のご飯作りの一連の流れの中で、頑張っている自分を認めて、満たしてあげたかったんだと思います。
そこから少しずつ少しずつ、自分で見つけた方法で、自分の五感を喜ばせてあげることができるようになり、家族にもそれを喜んでもらえるようになって、今に至ります。
今回もとても長くなりました。
つい感情がこもってしまいますね。
でも、好きだったはずのお料理を楽しめなくて苦しい思いをしている方や、毎日のご飯作りがしんどいと感じている方のお役に少しでも立てたらと思う気持ちで、ひたすら過去の自分と向き合いながら、これを書いています。
いつか、今作っているこの「献立シート」を必要な方に届けられる日が来るように、こんな想いがあって作っているという背景を伝えることが何より大切だと思っています。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。