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【特別企画 働く人×チームWADA対談 第3弾】他職種から学ぶ技量習熟、技量維持の方法「会話はキャッチボール」Consultation version V.3.4.9.9.1 (2018/1/30投稿)

お邪魔いたします。シカゴ大学太田です。

ブリーフィング:
コンコンガチャ
北原「グッドニュース1つとバッドニュース1つです」
太田「今日もいきなりやね。最近は先制攻撃型ってこと?」
北原「ていうかビックニュースです」
太田「先行逃げ切り型、もしくはヒットアンドアウェー型かな」
北原「すごいビックニュースなんです」
太田「。。。まあ、座ったら?」
北原「あ、すいません。で、ですねビックニュースの件なんですけど」
太田「まあ、それはええんやけど、普通さ、ヒットアンドアウェーって横文字入った時点でなんかリアクションするやろ」
北原「え?!」
太田「いや、え?!(  ゚ ▽ ゚ ;)エッ!!やなくて。「え?!私の年収低すぎ!?」みたいに言われても困るわ」
北原「いやいや、どういうことですか?」
太田「いや、しょうもないのは認めるけど、一応、3段落ちの亜型みたいな感じで3つ目に毛色の違う横文字入れたんやからさ、なんかイジってもらわんと話が進まんわ」
北原「いやまあ。ていうか3段落ちってなんですか?」
太田「ええ!?あんなに笑いに厳しいくせに3段落ち知らんの?」
北原「いや、ハードルが高すぎますよ」
太田「。。。どう?僕の勝ちやろ?」
北原「そもそもお笑いで関西の人と争うなんて無理ですから」
太田「そうじゃなくて、主導権争いよ」
北原「ん?」
太田「会話の主導権争い」
北原「え、なんのことですか?」
太田「先生のビックニュースに僕が最初から乗っかったら、それはもう負けみたいなもんで、主導権は完全に先生のものになってたやろ?だから、なんとかこちらの話題に乗せるように頑張ったけど、先生もなかなか頑固にこちらの話題に乗らへんから、最初の数秒はお互いが相手の話を聞かずに言いたいことを言ってるだけで会話がちぐはぐやったやろ?」
北原「はあ、あんまり覚えてないですけど」
太田「まあ、ええんやけど、そういう時は何かで話の流れを切りつつ、逆に相手の話を聞く姿勢を見せるのがコツなんやで。そうすると相手に話を聞いてもらえるっていう安心感から心のゆとりができて逆にこちらの話にも自然と耳を傾けてくれるようになるんよ」
北原「そうなんですかねえ、話の流れを切るってのは?」
太田「先生がオフィスに入ってきたら、ほっといてもイスに座るの知ってるけど、会話を切るためにイスを勧めたやろ?あれがそうやで。この変調で先生がまんまとこちらの話題に反応するようになったやろ?」
北原「いやああ、そうですかねえ?普通に会話しただけですけど」
太田「でも実際、僕は言いたいことを2−3個すでに言ったで。先生はまだ0個やろ?」
北原「あ、ほんとだ。あれ?!なんかすごいっすね」
太田「なんなら僕はもうお腹いっぱいで、そろそろデザートいこうかなのタイミングやで」
北原「え、もうデザートですか?前菜が終わった感じとかじゃなくてですか?」
太田「いやいや、別にそこは話伸ばしてくれんでもいいところやから、スッと流して。先生と2人でデザートしてもしゃーないから」
北原「でも、確かになんか狐につままれたような感じですね」
太田「ただ一つだけ反省する点があるわ」
北原「なんですか?」
太田「つまり僕の話題は「ここツッコミどころですやん、なんでツッコまへんのですか!」ってことやろ」
北原「まあそうですね」
太田「禁忌やでこれは。これだけはやったらあかんってことやってもたわ。でもあの時はそれ以外に対抗できる話題を引っ張ってこられへんかったんや。自分が未熟すぎて嫌になるわ。さんまさんに怒られるわ」
北原「え、明石家さんまと知り合いなんですか?」
太田「単なる心の師匠や」
北原「やっちゃダメなことなんてあるんですか?」
太田「「ここツッコミどころですやん」「ここ笑うとこですやん」「なんでそこでボケへんの?」こういうことを言うから関西人が嫌われるし、嫌悪の主たる要因やから一般的には関西人にとって絶対の禁忌なんやで。関西の学校やったら小学校低学年の道徳の授業で習うことやで」
北原「いやいや、そんなわけないでしょ」
太田「で、メインディッシュはなんなん?」
北原「は?」
太田「いや、だから、ビックニュースよ」
北原「あ、それですね。ええと、CAさんとの対談第3弾入りました。しかも今回は○○○です」
太田「ええ!!まさにビックニュースやないか!なんでもっと早く言わへんの!?」
北原「いや、だって主導権が、、」
太田「主導権もクソもないわ。変調がどうのこうのってどうでもいい話してる場合ちゃうやろ」
北原「いや、自分でどうでもいいって言っちゃった」
太田「よし、準備しよ!まず、家族構成はっ?!」
北原「いや、知らないっす」
太田「じゃあ、趣味はっっ?!」
北原「ちょちょ、まず落ち着きましょう」


ボーディング:
チームWADA特別企画として、働く方々とチームWADAの会代表の北原、副代表の太田が「他職種から学ぶ技量習熟、技量維持の方法」をテーマに対談を行いました。その内容を特集記事としてお届け致します。
医療のトレーニング分野にも今後活かせるであろうヒントがたくさん詰まった内容となっております。
ぜひご意見、ご感想をコメントにてお寄せください!

北原 「Sさん、Yさん、Oさん、本日はシカゴまでお越しくださいましてありがとうございます。今回のことはどのように聞いてます?前回は別の人に同様の対談をお願いしたんです。その時は水族館に行ったりして。色々と失敗してしまいました。シカゴは何回目ですか?どこのホテル泊まってるんですか?何便できました?羽田便だとこっちに着くのは朝ですか。こっちを出るのは夕方ですね。」
Sさん 「はい、そうですね」
Oさん 「私は今回シカゴ初めてだったので観光してきました。」
北原 「そうですか」

太田(おい、どうした?!一体何を焦っている?間が悪いのはいつものことだが、なんだその会話にすらなっていない会話は? かといって、いつもの「多少の無茶ブリでも太田先生がなんとかしてくれるからいいか」的なツッコミ待ちの”丸投げ先生”って気配も感じない。どうする?泳がせるしかないのか?!)

省略

北原 「,,,ところで、お2人は関西出身ですか、なんか関西弁出てたんで。」
Sさん 「私は全然違いますよ。北陸です。出身県言っても盛り上がらないですけど。」
北原 「そんなことないですよ、どんな県でも盛り上げますよ。北陸って秋田ですか?うーん、青森ですかね」
Sさん 「それは東北です。北陸はマイナーですからね。」
北原 「え、どこですか?」
Sさん 「えーと、石川県出身です。」
北原 「あー」
太田 「東尋坊のあるところですね。ガスエビと白えびが有名ですね。親父の故郷なんで何度か行ったことあるんです」
北原 「あーあの、有名な庭ありますよね。」
Sさん 「兼六園ですね。」
北原 「はい、それです。」
Yさん 「私は兵庫出身ですけど、関西弁でてました?」
北原 「はい、でてましたよ。」
Yさん 「あんまり普段出てないから、気づかれること少ないんですが。」
北原 「太田先生につられて出てましたよ。はい。」
Yさん 「そうですか。」

太田(やはり、いつもと違う。聞くだけ聞いてその返答へのリアクションが薄いのはいつもの通りだが、ちょっとおかしい。私のボケを全て拾う能力や相手の意図を汲む能力はずば抜けているはずなのに、今日はどうした?出身地や関西弁の話題は明らかに先方は避けたがっている、もしくはあまり伸ばして欲しくない雰囲気を出してきている。それに気づかないのはおかしい。北原先生、変調だ、変調しろ。相手の話をよく聞くんだ!)

省略

北原 「太田先生、すいません、テイから電話です。ちょっと失礼します。ECMOがあるかもなんです」
太田 「大変やね」

太田(ああー、なるほどね。それでこの体たらくか。わかりやすいと言うかなんと言うか)

北原 「テイ、どうしたの?」
テイ 「エクモフライト、ハイッチャウヨ」
北原 「え、数時間後になるって言ってたじゃん。」
テイ 「スマナイ、ヒロ。ヨテイガチェンジシテ」
北原 「テイ、今とっても大切なディナー中なんだ。なんとか遅らせられないかな。」
テイ 「I know I know。ウーン、、ソシタラ、30分遅ラセヨウ。」
北原 「(30分て。。)サンキューベリーマッチ」

省略

太田 「北原先生が席を立ってる間に点数15点くらい稼いだわ」
北原 「なんかエクモフライトあるみたいです。サノバビッチです。もう少ししたら出ないと行けません。」
Yさん 「エクモって何ですか?」
太田 「エクモっていうのは人工心肺の簡易版みたいなもので、死にかけの人を助けてくれる機械なんです。エクモフライトはヘリでエクモついた患者を運ぶことです。」
Sさん 「なんだか凄いですね。誰でも出来るわけじゃないんですよね。他に代わりに行ってくれる人はいないんですか?」
北原 「誰でも出来るし、誰もやりたくないから僕がやってるんですよ」
Sさん 「そうですか」
北原 「ちょっと早いですけど、もう出なくてはいけないので、皆さんにプレゼントがあります。Tシャツを作ってきました。」
Yさん 「はい?」
太田 「本来なら北原先生は特製デザインのTシャツを作成する予定だったらしいのですが、どうやら間に合わなかったみたいでオリジナルのやつですが。」
Oさん 「へーすごいですね。」
北原 「とりあえず、着てください。そして写真撮ってください、あと、チームWADAにも入ってください、それから、ブログも書いてください。じゃあそろそろ失礼します。本当に今日はありがとうございました。」
太田 「まぁ頑張ってや。」

北原(太田先生、これ対談専用アイテムセットです。あとのことはよろしくお願いします)
太田(おかげさまで焼け野原状態やけど、まあなんとかするわ。はい、行ってらっさい!)


デブリーフィング:
北原「いやーこの間はほんとすいませんでした」
太田「あー対談?まあいつも以上にグダグダやったね」
北原「僕もあのタイミングでECMOが入るとは思いませんでした。本当は次の日の朝って言われてたんです」
太田「あ、そこ?」
北原「え、どこですか?」
太田「いや、緊急はまあいつものことやからどうでもええんやけど、初っ端からの会話の一方通行ったらなかったで」
北原「あーそれはホント反省してます。途中から気付いてはいたんですが、もう焦って切羽詰まって修正不能だったんです。先生からツッコミが入るかなとも思ったんですが」
太田「いや、現場で単なるツッコミで修正できるほど簡単ではなかったで」
北原「もうダメダメでした。次回に挽回します」
太田「次回あるやろか?もう来てくれへんのちゃう?」
北原「なんとかフォローします」
太田「努力家やね」
北原「ところであの後はどんな感じでしたか?」
太田「ん?別に普通。閉店間際までずっとしゃべってた」
北原「1人ですごいですね」
太田「1人って言うか、現場には4人いたからね。まあ1人でずっとしゃべってたのは事実やけど」
北原「何をしゃべってたんですか?」
太田「んん〜、全く覚えてない」
北原「ええ?!じゃあ何かゲストのことで新しい情報入りましたか?」
太田「ん?全くないよ。僕、基本的に初対面の時に相手の情報をあんまり聞いたりせーへんから」
北原「え、じゃあ何を聞くんですか?」
太田「聞くんじゃなくて、単に自分の言いたいことを言うだけ。共通の話題をするようには心がけるけど、結局相手のことあまり知らんから、自分の事とか今回やったら北原先生のことをしゃべりまくるだけ」
北原「なんでですか?相手のこといろいろ知りたいじゃないですか?」
太田「そりゃ知りたいよ。でも初対面の時に、自分の興味本位でいろいろ相手の素性を聞くと尋問みたいになるやろ?それより自分のことをどんどんしゃべって、それに乗っかって「ああ、私は。。。。」と自らしゃべってくれるのを待つ感じ」
北原「へえ、哲学ですね」
太田「納豆好きですか?カラシ入れる派ですか?小粒の方がいいですか?っていろいろ詰問されるより、納豆を一番美味しくするための混ぜる回数について講釈を聞く方が楽しいやろ?」
北原「まあいつも通り、なんだか煙に巻くような妙な説得力ですね」
太田「って言うか、実際は言いたいことが多すぎて相手の話を聞く時間があんまりないのが本当のところやけど」
北原「ダメじゃないですか」
太田「まあ基本はおもてなしの会やから、楽しんで帰ってもらえればそれでええんやけど。って言うかそれが一番難しいねんけどな。今回の評価はどうやったんやろな?」
北原「直後に来たお礼メールではいい感じでしたけど」
太田「まあお礼メールで楽しくなかったってダメだしするような人はおらんからな」
北原「まあそうですね。永遠の謎ですね」
太田「すぐYさんにプロポーズしろ!」
北原「は!?なぜ?」
太田「いや、結婚するぐらい距離が近くなって仲良くなれば、正直にダメ出しもしてくれるやろ」
北原「そりゃそうでしょうけど、今いきなりプロポーズしたら、距離は無限に遠くなりますね」
太田「一理あるな」
北原「いや、一理じゃなくて真理です」
太田「じゃあSさんにプロポーズしろ!」
北原「いや、相手変えても同じですって」

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