【タイパ最強?】4泊5日タイ旅行、タクシー移動なら交通費はいくら?
タイ4泊5日、大人2名で4都市を巡る
誰でも旅行は安くすませたいもの。そこでタクシーでタイムパフォーマンス優先旅行をやってみました。過去のタイ滞在では電車やトゥクトゥクをメインにしましたが、乗り場探しや値段交渉で何かと忙しかったため、今回は真逆の旅に挑戦。果たして、いくらになるのか…。
・今回は配車アプリGrabでの所要時間や料金を中心に紹介(一部トゥクトゥク利用を含む)
・1バーツ≒4.05円で計算(2023年7月時点 )
・個人の経験に基づくことをご承知ください
また、美味しかった素敵なタイのコーヒーショップも掲載しています。
どうやってタクシーを利用する?
タイでおススメはタクシー配車アプリ「Grab」。
東南アジアのシンガポール、インドネシア、マレーシア、フィリピンetcで稼働する超便利サービスです。行先と目的地を入力するだけで料金や所要時間を教えてくれて、スムーズに配車が可能。利用できる車種は、2人乗りバイク・乗用車・小さい観光バスまで選択肢も様々。
同様のアプリには「Bolt」というサービスもあります。Boltも使ってみたので、使い心地は後半に少しですがご紹介します。
日本国内では電話番号登録ができないため、タイに到着後アプリ登録をすればすぐに利用できます。個人的には移動中もGoogleマップを開きっぱなしにするので、ポケットWi-Fiを無制限プランで持っていくのがおすすめ。
空港の入国審査の長蛇の列に並んでいる間に、無事にGrab登録完了。
利用する都市で便利さは変わる?
Grabではタイの多くの地域をカバーしていますが、現実的に使い心地はいかがなものでしょうか。4泊5日(日帰り多め)の旅程で実際に使ってみた感想をもとに、地域ごとに紹介してみます。
今回訪れた都市は4つ:バンコク、プーケット、チェンマイ、アユタヤ
拠点はバンコクのホテル、他3都市へは日帰りの観光旅程。
バンコク↔プーケット、バンコク↔チェンマイの区間は飛行機を利用。
メインで利用した空港は国際的なハブ空港:スワンナプーム空港。
ホテルの場所は「スクンビット駅」と「アソーク駅」からほど近いエリアにあり、雨季シーズンで予約アプリで2,700円/泊。朝食・ジム・プール・サウナ付きの有難さです。
バンコク
フライトが深夜着の便だったため、スワンナプーム空港から外へ出ると既に深夜1時。市内へ向かう特急電車エアポートリンクはとっくに終電終了のため、早速Grabの出番。ピックアップ場所はきめられており、「Arrival 4」という4番出口からです。
深夜にも関わらず、配車後20秒程度でタクシーはすぐつかまりました。空港から市内は高速道路で車も少ないため、夜中や早朝は特にスムーズでした。
続いて、翌朝からの観光です。寺院とカフェ巡り。
3カ所:ワット・パークナム、ワット・アルン、ワット・ポーを順番に巡ります。パッケージツアーではないので、自分たちの好きなタイミングで配車し、途中の寄り道も自由に変更できて非常に快適。気になる点は交通渋滞。特に昼や夕方が混み合うこと。
逆に良かった点は到着予定時刻にほぼ着くこと。配車時に渋滞を含んだ到着時間が表示されるので予測しやすいです。ドライバー側のアプリでは、渋滞道路は赤色に可視化されていました。
ドライバーは観光客に慣れており英語が使える方も多いです。ビジネスライクで運転中のほとんど会話はなく、とにかく稼働数客数を上げるためにスピーディーに回している印象でした。
プーケット
スワンナプーム空港から約1時間15分。バンコクからLCCで往復運賃は約12,000円/人。
タイ有数の人気ビーチがあることで知られ、高級リゾート、スパやナイトクラブ、バーが有名。東部のプーケットタウンには古い店舗兼住居が軒を連ねます。プーケット空港の到着口から300mほど歩いた場所がGrabなど配車サービスのピックアップ場所になっています。
その中でも最も賑やかなビーチと言えばパトン・ビーチ。マリンスポーツや露店、巨大ショッピングモールもあり、空港からの所要時間は約90分。
空港↔パトンビーチ↔プーケットタウンの周遊バスもありましたが、1時間に1本しかありませんでした。また、パトンビーチから空港への最終バスは18:30頃。終バスを気にせず滞在できることで、ビーチで夕暮れを楽しみ、ナイトマーケットも散策できました。
ただし、主要道路が限られているため夕方以降は大渋滞が発生。プーケットのドライバーも英語が通じる方が多く、柔和な印象でした。
残念ながら雨季の大雨でしたが、2~3時間で止むことが多いです。曇りや晴れ間も見えるのでビーチも人が多かった。
チェンマイ
北部山岳地帯のチェンマイ。建築や仏像の様式、方言や料理で独自の文化が魅力で、近年は若年層が展開する新しいカフェやお土産屋が注目されています。スワンナプーム空港から飛行機で約1時間20分。バンコクからLCCで往復運賃は約14,000円/人。
午前中は山奥のコーヒー農園に訪問。現地の方にピックアップしてもらったため、自力のタクシー移動は午後の市内観光から開始します。
ちなみにコーヒー農園のお話はこちらからどうぞ。
チェンマイでもGrabは問題なくピックアップ可能でした。バンコクに比べると配車数は少ないですが、特に不便は感じません。空港から観光エリアがそ近いのも便利。バンコクほど渋滞もありません。
今回は行けませんでしたが、山手にある人気のワット・プラタート・ドーイステープも配車は可能。時間帯によっては、ソンテウ(小型トラックタクシー)の安くて早く着くこともあるそうです。
Grabのドライバーはスピードも穏やかでした。
アユタヤ
世界遺産の街として知られる古都・アユタヤ。かつて、栄華な文化を育んだアユタヤ王朝の首都で、遺跡や寺院、宮殿、パビリオンが点在。幻想的な雰囲気やのどかな田園風景が楽しめます。
バンコクからはソンテウ(小型トラックタクシー)か電車が主流ですが、ソンテウは人数が集まるまで発車しないことが多いです。また、電車は本数が少なく乗り継ぎが少し面倒な印象。どちらももちろんお財布には優しいのですが。
バンコクからは約80kmありますが、配車リクエストから約45秒でタクシーがつかまりました。驚異的な速さです。英語が堪能な女性ドライバーがピックアップしてくれました。5分ほどでホテルに到着し、道中、雷を伴うスコールに見舞われながら約90分でワット・プラ・マハータートに到着。
注文時のルートでは高速道路の利用を選択していたのですが、ドライバーは念のため「下道か高速道路かどちらの利用が良いか」を事前に確認してくれました。というのも、アユタヤ行きの高速道路は別料金(乗客が支払う)の必要があります。高速料金と支払い方法については後半にまとめています。
アユタヤではトゥクトゥクがもっぱら交通手段の印象です。実際、遺跡エリアにはGrab配車待ちはほとんどありませんでした。各遺跡間の移動はトゥクトゥクで10~15分程度、120~200バーツ。トゥクトゥクは山ほどいるのですぐつかまえられます。
客引きもやや強めです。<コンニチワ~!ドコマデ!?)
観光を終えてバンコクへ戻るために配車、が、Grabはつかまりません。遺跡群には長距離できるタクシーはほとんどいませんでした。仕方なくアユタヤ駅までトゥクトゥク(100バーツ程度)で移動し、そこからGrabで配車。そこからは約60秒でタクシーもつかまりました。
英語はほとんど通じませんが、フレンドリーに色々教えてくれるドライバーさんだったのでチップも弾みました。
気になる交通費の総額は?
さて、いよいよ4都市内タクシー移動の総交通費です。
こちらはアプリの明細をまとめたもの。(航空券代、チップを除く)
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