魂のふるさと・沖縄 ~Stay Salty vol.15~
今月も、グラフィックwebマガジンStay Saltyにエッセイを書かせていただきました。
今回は沖縄のこと。
沖縄はイタリアと並んで、私の魂のふるさとです。
最後に行ったのはいつだったか、もう10年以上行けてないけど、いまも友人が住んでいます。
思い出はいろいろあって、書ききれない。
言葉でうまく表せないこともありますしね。
今回、久高島のことをほんの少しだけ書きました。
あそこに行くには、あざま港というところから船に乗ります。
出航まで時間が結構あったので、近くにある「あざまサンサンビーチ」というところに写真を撮りに行きました。
見出しの写真がそれ。信じられないくらいキレイでした。
沖縄本島より離島のほうがずっと海は綺麗というし、確かにそうなんだろうけど(私は離島に行ったことがないんですよね)、本島でも綺麗なところはあると思います。
服を着て一眼レフを持ってビーチで写真を撮るって、アウェイ感ハンパない。
そんな違和感を感じつつも、汗だくになって写真を撮っていました。
レンズを変えようと思って、しゃがんだ時、カメラのキャップが砂の上に落ちて、ちょうど通りかかった監視員のお兄さん(たぶん学生のバイト)が「落ちましたよ」と言ってくれました。
彼はすぐに立ち去らず、「それ、一眼レフっていうやつですよね? すごいですね」と、日に焼けたきらきらした笑顔で話しかけてきました。
少し話してから、「頑張ってください」とまた笑顔で去ってっいったんだけど・・・
私は静かに感動していました。
なんだ、あの純粋で真っ直ぐな感じ!(@@)
沖縄男子、、、スレてない、、、と。
出航までまだまだ時間があったので、港近くの沖縄そばやさんに寄りました。地元のおじさんなんかが立ち寄るような。
そばは大・中・小とあって、小さめにしたはずなんだけど食べきれませんでした、量が多くて。
沖縄そばやソーキそばは何度も食べてるけど、そば粉じゃなくて小麦粉なんですよね。うどんみたいな感じで。
美味しいけど、そんなに大量には食べられないのでした。
店のお客さんたちは、海人(うみんちゅ)という感じのおじさんたちで、もう濃くて。眉毛くっついちゃいそうなくらい南の感じの人たち。
あれ、私いま、どこか南方の国にいる?と思ってしまうのでした(南の島だけどね)。
久高島は南部ですが、記事の最後に出した写真は本島北部の備瀬(びせ)という浜です。この写真も同じ場所で撮りました。
向かいに見えるのは伊江島で、沖縄の人は「いえじまたっちゅー」と呼ぶそう。
この時も友人と私だけ、誰もいない静かな浜でした。
備瀬のフクギ並木というのが有名で、連れて行ってもらったのですが、そこはのちにもっと観光地化してしまったらしい。
なんだか少し残念です。
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毎月まとめてくださるALOHADESIGNさん。いろんな人の文章をまとめるのは本当に大変だと思います。感謝です。
毎号トップに読めない漢字(笑)が出て、勉強になります。
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