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京都の美術はがきギャラリー
だいぶ前のことですが、京都の美術葉書のお店にいったことがあります。
着いたのがもう日も暮れた時間になってしまって、町家のお店の灯りが綺麗で写真を撮りました。
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京都便利堂というお店で、美術印刷の工房がやってらっしゃるようです。
そのとき購入したのは、和風のデザインっぽい柄の葉書を何枚か。
美術葉書もたくさんありましたが、そちらは買いませんでした。
あらためてサイトを見ると、日本画がほとんどのようですが、お店の方はどうかな。
鳥獣戯画とか、京都らしいものがいろいろあるようです。
よく確認してみると、お店はいまこの町家ではないようで、本店は仮店舗となっています。この建物がすごく素敵だったのだけど。
東京の神保町にもお店があったみたいで、まったく知りませんでしたが、いったん閉店となっています。
こういう紙もののお店って、紙好き印刷物好きにとってはわくわくするんですよね。
いまは手紙のやりとりがほとんど無くなってしまって、実際使うかといったらそうでもないのだけど、お店があると入らずにはいられません。
大元の便利堂さんは19世紀からの印刷工房だそうで、コロタイプという高級美術印刷をされてきたそうです。
コロタイプというのは、写真の歴史には出てくるのですが、古典的なプリント技法のひとつです。
コロタイプは、1855 年にフランスの科学者アルフォンス・ポアテヴァンによって発明された古典印画技法の一つであり、写真製版印刷の方法として発展しました。当時の写真プリントは画像の保存性が低く、次第に退色したり変色してしまうという欠点がありました。それを補うために、顔料を用いるさまざまなプリント方法が考案され、その中で確立された技法の一つがコロタイプです。
コロタイプを学べたり、自分の写真をプリントしてもらうこともできるようです。
コロタイプで思い出したのですが、2年くらい前かな? 都内のアンティークショップでフラアンジェリコの絵画をプリントしたものを買いましたが、裏に「コロタイプ」と手書きしてありました。
その印刷がコロタイプなのかどうか、、イタリアのものだと思いますが、セピア一色で、見たことのないフラアンジェリコの絵だったので気に入っています。
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話が逸れましたが。京都に行ったら、また寄ってみようかな?と思います。
というか、
今年の秋は京都に行きたいと思ってるんですけどね。
ちょうど2年前、GOTOトラベルがスタートするなり京都と奈良に行って、それ以来です。
そういえばその時も、紙もの体験しています。京からかみ。
楽しかったですね~。
そして、第一目的は、卓上レタープレス(活版印刷)機を買ったので、その購入先(奈良)でのワークショップに出るためでした。
・・とリンクしようとしたら、そのワークショップについては書いてませんでした。奈良公園のことだけ。
この時の京都は夢のようにすいていました。
あの雰囲気はもうないでしょうね。
観光業の方は大変でしょうが、ちょっと残念。
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