4月6日

最近は思考が積もっていかない。初雪のように、アスファルトについたらあっという間に溶けて跡形もなくなってしまう。ネット中毒か、仕事などで、脳が壊れてしまったのか。前よりも全然つまらないなと思う。そこに物語があったのに。なくなってしまった。あるいは、逆にこれが正しいのかもしれないなと思う。社会に順応できたのかもしれない。あるいは私の青春が終わりを告げたのかもしれない。青春は、少なからず倒錯したものだろうから。私の、世界に対する恋が終わったのかもしれない。高校の時なんか特に、世界がとびきり美しくて愛せる物であったのだが、そういうのがもうなくなってしまった。世界が美しくなくなったわけではなかろうに、空気、山、大地が美しく、私はそれと一体になりたかったしなった気でもいたのだが。それはそうと、今は魔境寸前なのかもとも思う。刺激が何もかも恐怖につながるのであった。

いいなと思ったら応援しよう!